御門(みかど)とは、
本項では3.について記述する。
映画『かぐや姫の物語』に登場し、最後にかぐや姫に求婚する男性。早い話が当時の天皇で時の最高権力者である。
ものすごく長い顎が特徴で、このアゴの角度は67°あり、金曜ロードSHOWでの見所紹介時もこのアゴを見所のひとつとして紹介していたほど。
漢詩の屏風を飾っていたりする中国かぶれのナルシストな男として描かれている。
求婚は断られるが、翁の館に忍び込んでいきなり後ろからかぐや姫に抱きつき
スケベしようや 『私がこうすることで喜ばぬ女はいなかった』と発言。
当然のことながら、かぐや姫からはすさまじいまでの拒絶反応を示され、彼女がこの地球に居たくないという考えに至らせるきっかけを与え、さらに月帰還のための迎えを呼ぶことになってしまう。
今でこそどう見てもセクハラ、痴漢にしか見えないが、一応時代背景を考えると一国の主からの求婚を断ったかぐや姫の行為は非常に失礼に値するものであった、とも言えなくは無い。
ただし、原作の『竹取物語』でも姫に迫って拒絶される下りは同じだが、その後は“友達”としての付き合いくらいは許してもらえたようで数年ほど手紙での交流が続いており、姫が地球から去る際にも自分との別れを惜しむ歌と餞別代わりに天界の薬を送ってもらうなど、本作よりかは姫との関係は良好だったとされている。
ちなみに御門がこんな顔になったのは、初期案で「普通に美形過ぎてかぐや姫が嫌がるにはやや説得力に欠ける」「キャラが薄い」とスタッフたちが悩んでいたところ、高畑監督の「いっそ思いっきり顔を崩してみたらどうだ、アゴとか」という鶴の一声でこうなったらしい。あんまりな理由で美形になりそこなったわけだが、キャラの存在感の付加としては大成功だったというのは我々がよく知るところなのがなんともはやである。
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最終更新:2024/11/09(土) 07:00
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