「桜、舞い散るあの丘へ」とは、かぐらPが制作したミクオリジナル曲である。
作詞・作曲共にかぐらPが担当している。背景は流良氏。
かぐらPのVOCALOIDオリジナル曲の1作目。
かぐらPの「VOCALOID」デビュー曲であり、移り変わる季節の彩りの美しさに、純な少女の心模様を重ね、しっとりとしたメロディで聴き入らせるVOCALOID和風曲。
今回の季節は「春」、時期は「満開」。
桜が咲き、散ってゆく四月の情景を舞台に、想い人との再会を願う少女の心情を描いている。
死別を思わせる歌詞はかぐらPの作品の多くに共通する特徴。
タイトルに含まれ、背景にも描かれている桜は晩春の季語。「花王」と称され、日本の国花。「花」を季語として扱う場合は、桜を指す。花言葉は「純潔」「淡泊」「精神的な美しさ」など。
「夜桜」は夜に行う花見。夜の桜そのものを表す場合もある。
「朧月」とは、春の朧な月のこと。澄んだ空にはっきりと見える秋の月と違い、春の空は空気中の水分が多いため、対象物の輪郭がぼやけて見える。昼の場合は「霞」、夜の場合は「朧」と呼ぶ。
本来、「時雨」は冬の季語だが、春にも時雨のように断続的に雨が降ることがあるため、春を付けて季語として用いられる。ただし、季語としての歴史は浅い。
「麗らか」とは、春の日が麗しく和やかに照って、万物が玲瓏と輝く様のこと。三春の季語。
「弥生」は旧暦3月の呼称で、新暦では3月下旬から5月上旬に相当する。「弥や生ひ(いやおい)」の転。
なお、週刊VOCALOIDランキングでは、#78で初登場8位にランクインした。続く#79でも46位にランクインしている。
2009年3月29日のMUSIC COMMUNICATION、サークル「DeZI:R -Feat.初音ミク-」のスペースにて頒布されたCD『桜、舞い散るあの丘へ』に収録されている。
ジャケットイラストは水神流良。価格は500円也。
詳細は特設サイト
を参照のこと。
2009年12月30日のコミックマーケット77(二日目)、サークル「DeZI:R」のスペースにて頒布されたCD『花鳥風月』に収録されている。
ジャケットイラストは水神流良。価格は1,000円也。
詳細は特設サイト
を参照のこと。
2009年9月6日のTHE VOC@LOiD M@STER9にて頒布されたCD『凛として、』にも収録されているが、こちらの頒布は終了している。
遠ざかる冬の音 満開の夜桜
私、一人、浅き夢見し 遥か彼方へと舞う
朧月、映し出す 落ち逝く涙の下弦
春時雨、連れて逝く 花を引き連れて
淡く、ゆれる、弥生の空に 螺旋、描き、散り急ぐ花
ゆらり、ひらり 私も逝くわ
桜、舞い散るあの丘へ
近づいた春の音 風に舞うひとひら
霞の中 浅き夢見し 遥か彼方へと舞う
麗らかな 春の日に 微笑み返した刹那
春風が、連れて逝く 花を引き連れて
さくら、さくら、ここから見える 景色見つめ 散り急ぐ花
ゆらり、ひらり あなたは逝くの
桜、舞い散るあの丘へ
淡く、ゆれる、弥生の空に 螺旋、描き、散り急ぐ花
ゆらり、ひらり 私も逝くわ
桜、舞い散るあの丘へ
さくら、咲乱、弥生の空に さくら、さくら、再会の花
ゆらり、ひらり あなたの元へ
桜、舞い散るあの丘で
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