桶川北本インターチェンジとは、埼玉県桶川市にある首都圏中央連絡自動車道のインターチェンジである。
インターチェンジ番号は60。
2010年3月28日、川島IC~当IC間の開通により、供用開始。
接続道路は国道17号上尾道路のみであるが、この上尾道路を経由して、埼玉県道12号川越栗橋線、埼玉県道57号さいたま鴻巣線に接続している。
なお、当ICは桶川方面のみ直接接続しているため、北本方面から当ICを利用する場合および当ICから北本方面を利用する場合は、当IC南側に設置されたUターン路を利用することになる。
供用開始当初は、当ICは関越道・中央道方面しか開通していなかったため、当ICが当面の間終点となっていたのだが、本線の案内標識には黄色を背景色として、「速度落せ」と何度も警告していた。これは、当ICのランプがかなりの急カーブとなっており、かつ当ICが終点であるため、本線上からそのままのスピードでICのランプに進入すると、急カーブを曲がり切れない可能性があるためであった(これは未買収用地があったためで、後にランプの改良工事が行われた)。
この急カーブのほかに、IC番号がなぜか当ICで繰り上がっている(通常はジャンクションで繰り上げる)のには理由が存在しているが、これは後述。
IC周辺には何も無いが、上尾道路を進んで埼玉県道12号川越栗橋線まで行き、川越栗橋線を菖蒲方向に向かえば、コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、サンクス)や吉野家、マクドナルド、ビッグボーイなんかがあったりする。城山公園付近では道の駅の建設が計画されている。
もともと、首都圏中央連絡自動車道が都市計画決定された時に付けられた仮称は「桶川JCT(仮称)」だった。これは上尾道路の自動車専用道路部分との立体交差を予定していたためである。これがIC番号が当ICで繰り上がっている理由である。
その後、用地買収が進行し、桶川JCT以西はほぼ予定通り完了。工事は着々と進んでいくことになる。
しかし、問題なのは接続道路である。上尾道路は2000年代から用地買収→工事を行ったのだが、一般道路部分がようやく工事が始まった状況なのに、自動車専用道路部分の工事など夢のまた夢である。そのうち、桶川市の広報には「暫定インターチェンジ」と表記される有様であった。
その頃、北本市側は桶川JCTが、桶川市と北本市の市境にあったにも関わらず、仮称に「北本」の名前が入っていなかったことに納得がいかず、国土交通省に「北本」の地名を入れるように要望していた。
その後、桶川市と北本市に、NEXCO東日本と国土交通省から、正式名称を「桶川北本インターチェンジ」とする案が提示され、両市とも合意。2009年7月13日にIC名が正式発表された。
この正式発表により、当ICはICとして機能することになった。このため、桶川JCTとして建設していたものをICにするためにランプ部分を修正することになるのだが、用地買収が一部間に合わなかったために、あのような急カーブになったらしい(先述の通り、現在は改良済み)。
また、上尾道路の当IC以北は未整備だったため、北本方面にランプを設置することができず、先述のUターン路を設置することになった。
なお、上尾道路の自動車専用道路部分が建設されることになった場合はどのようになるのか全く不明であるが、おそらく、当ICは当初の計画通り、JCTとして機能することになる。その場合、上尾道路の自動車専用道路に設置されるインターチェンジ(桶川北IC、北本南IC)を利用することになるが、もしこの自動車専用道路が有料となる場合は桶川北・北本南~桶川北本JCT間の料金が余計に掛かり、当ICを利用する客にとっては値上げとなる可能性がある。
と言っても、そもそも上尾道路の一般道路部分自体が全通していない現状では、このようなことを話すのは無駄なような気がするが。
| 路線 | 隣のIC (内回り:関越道方面) |
当IC | 隣のIC (外回り:東北道方面) |
|---|---|---|---|
| C4 首都圏中央連絡自動車道 | (52)川島IC | (60) 桶川北本IC |
(61)桶川加納IC |
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最終更新:2025/12/08(月) 20:00
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