犬のおまわりさん

『犬のおまわりさん』（いぬのおまわりさん）とは、日本の童謡である。

概要

佐藤義美作詞、大中恩作曲の童謡であり、1960年(昭和35年) に発表された。
この曲の影響のためか、以後の漫画・イラストほかなど「犬」＝「警察」を印象づけるようになる。

歌詞は、犬のおまわりさんが、迷子の子猫を誘導しようとする歌物語であり、当初は歌詞の通り「迷子の子猫ちゃん」だった。

歌詞の内約は

犬の巡査員は、迷子の子猫を見つける。近くに親はおらず不安から泣いている状況である。
身分確認のため、質問である「名前」「住所」を訪ねるものの、迷子の子猫の当猫は幼いためか答えることが出来ずに泣く一方である。
これに対し、犬の巡査員は近くにいたと思われる「カラス」「雀」が目撃者では無いかと訪ねるが同様にわからない。
結果として犬の巡査員も困り果てて悔しさから鳴いてしまう。

…と、残念なことに事件は未解決のまま曲は終わる。本家の歌詞では母猫は登場しない。

また、一部の世代は、、ラジオや有線放送などで洋楽「ボヘミアン・ラプソディー(Bohemian Rhapsody)」が再生されると

ママ～、どこなの。僕、迷子になって、今一人なの。
ママ～、財布なくして、電話するお金も無いんだ～。
ママ～、ぐぐぐぐぐ～、お腹の虫がほら鳴き出してるよ、ママ～

迷子の迷子の子猫ちゃん、あなたのおうちはどこですか
わかないのーお金も無いの。
(借りれよー借りれよー借りれよー借りれよー借りれよー)
そりゃ無理だAh～

と、現代風にアレンジされた歌詞がどこからともなく脳内再生されるため、原曲不明に陥る上に母猫の名前は「みよこ」と謎な設定が追加される。

上記以外の知識として、犬は社会性（群れ）を重んじる動物のため、仲間同士の喧嘩を嫌う。
そのため猫であろうが人間であろうが、自分の仲間が喧嘩していると止めに入る光景が度々見られる。

このことから、「犬のおまわりさん」というイメージが付いたのでは無いかという見解もある。

関連動画

関連静画

関連項目

• 楽曲の一覧
• 日本の歌百選
• 警察犬
• 泥棒猫
• 名探偵ホームズ