名探偵ホームズとは (メイタンテイホームズとは) [単語記事]

名探偵ホームズとは、アーサー・コナン・ドイルによる小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原作とするアニメーション作品である。大胆アレンジ、

概要

イギリス・ロンドンのベーカー街に住むシャーロック・ホームズが相棒の医師・ワトソン博士と共に次々に起こる難事件を解決していく冒険活劇。下宿の女将さん・ハドソン夫人、宿敵の天才犯罪者・モリアーティ教授、スコットランドヤードの名（迷？）警部・レストレード警部など魅力的なキャラクターが数多く登場する。

日本の東京ムービー新社とイタリアのイタリア放送協会（RAI）で日伊共同製作され、日本では1984年から1985年にかけてテレビ朝日系列で放送された。全26話。（３０話出していないの事）

原作と同じくイギリス・ロンドンを舞台とし、シャーロック・ホームズをはじめとした登場人物は変わらないが、登場人物がすべて犬に擬せられているところが大きな特徴である。これはイタリア側の要請によるものであったらしい。
ちなみに制作に関わったイタリア側のマルコ・パゴット、ジー・パゴットは、黒いひよこのキャラクター「カリメロ」の原作者であり、後にネコ科の動物を擬人化したキャラクター「モンタナ・ジョーンズ」を生み出し、日伊共同でアニメーションを制作している。パターンは似たような感じ。

初期の制作には宮崎駿が関わっており、監督・演出を担当。後に御厨恭輔が監督を継ぎ、制作された。

1984年には「青い紅玉の巻/海底の財宝の巻」の2編が「風の谷のナウシカ」と同時上映された。これはTV版と同じ内容の話であるが、テレビ放送前に上映されており、声優・音声・登場人物の名前などが異なる。

1986年には「ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦の巻」の2編が「天空の城ラピュタ」と同時上映されたが、これはTV版と全く同じものとなっている。

OP/EDも印象残るものとして名高い。OPテーマ「空からこぼれたSTORY」、EDテーマ「テームズ河のDANCE」はともにダ・カーポによる楽曲である。イメージ感たっぷり。オーケストラの挿入歌あった。本編で使われいる。本当。

登場人物はこれだ！

シャーロック・ホームズ（CV.テレビ版：広川太一郎、劇場版：柴田侊彦）: ロンドンでその名を知られた探偵。ロンドン・ベーカー街221Bのハドソン夫人の下宿に住んでいる。常にパイプをくわえており頭脳明晰沈着冷静。反骨精神をのぞかせるときもある。
本人曰く植物学、化学、物理学のエキスパートで、下宿の自室で妙な科学実験をすることも。バイオリンの名手。愛車「プロトベンツ」に乗り今日もロンドンを駆け巡る。バリツを習得済みかどうかは不明。コカインは吸ったりしない。一回だけ、バスローブみたいな服を着てるシーンがある。（アドリブ満載）ＣＶの節入り。分かるかな！？
劇場版では「シャーベック・ホームズ」。
ワトソン（CV.富田耕生）: 少し太めのおじさん。第1話でホームズに出会った以後、ハドソン夫人の下宿に引越し、ホームズと行動を共にすることになる。本業は医者であり、作中では人の治療を行う様子も見られる。
ハドソン夫人に熱を上げたり基本的に女性には弱い。ハドソン夫人には一目惚れしてしまった。あまり頼りにはならないが、正義感が強く、ホームズの良き相棒。次回予告の担当でもある。最後まで本当、噛まない。おもしろい、まとめるの上手い。びっくりする。第一話での最後のシーンでトランクからおパンツが出るシーンがございます。よく見てね。
ハドソン夫人（CV.テレビ版：麻上洋子、劇場版：信沢三恵子）: ホームズとワトソンが住む下宿の女将さん。本名はマリー・ハドソンで、年齢は19歳。未亡人であり、ジムという夫を結婚後わずか1カ月で亡くしている。
とても美しく、おしとやか。性格はおっとりマイペースでみんなのアイドル的存在。しかし、その反面物事に動じない度胸や拳銃、自動車・飛行機操縦の腕前を見せることもある。
劇場版では「エリソン夫人」。お掃除好きだと思う。あんにゃろうのお屋敷でハドソン夫人はとってもあんにゃろうめの部屋をきれいしてあげたシーンはさすが夫人だと思うの事。声が最も美しい。視聴者が惚れてしまった。本当らしい。
モリアーティ教授（CV.大塚周夫）: 所謂「あんにゃろめ」。自称天才犯罪者。白いシルクハットとマントで決めたおしゃれな人物。性格は冷酷で自己中心的だが基本的に抜けている。本人曰く「殺人は一回も成功したことがない」らしい。
新しいもの好きで毎回妙な新型機械を作るが、その作成の為に毎回巨費を投じており、結果貧乏暮らしを余儀なくされている。そのため主食は川魚や公園の鯉。ホームズを宿敵とみなしており、事あるごとに張り合う。
劇場版では「モロアッチ教授」。ロブスター好き。
トッド（CV.テレビ版：増岡弘、劇場版：肝付兼太） スマイリー（CV.テレビ版：千田光男、劇場版：二又一成）: モリアーティ教授の手下。第1話ではベンガルの海賊の一味として登場した。いつの間にモリアーティ教授の手下になったのかは不明だが、第2話ではすでに手下になっていた。ずんぐりむっくりがトッドでのっぽがスマイリー。トッドが兄貴分である。
ふたりともドジで失敗ばかりだが、トッドは抜け目ないが失敗するタイプでスマイリーはそもそもお人好しで失敗するタイプ。教授と共に貧乏暮らしを強いられており、お腹をすかせていることも。正直海賊としてやっていたほうが「食えた」らしい。
レストレード警部（CV.テレビ版：飯塚昭三、劇場版：玄田哲章）: スコットランドヤードの警部。ホームズのライバル的存在で警官隊を率いて犯罪捜査に当たる。正義感溢れる熱血タイプであるが脳筋のきらいがあり、かなりドジが多く、その捜査は「ザル」にも等しいことが多い。かませ犬に見えるときもあるが、必要と有らばホームズの協力も惜しまない好漢である。
劇場版では「レストラント警部」。