窓から投げ捨てろとは (マドカラナゲステロとは) [単語記事]

窓から投げ捨てろとは、かつて2ちゃんねるを中心に使用されていたネットスラングである。

概要

詳しい起源は不明だが、2000年代前半頃によく使われていた。

主に投げ捨てられるものは（性能の低いクソスペックの）PCであり、「いらないPCを窓から投げ捨てろ」という形でアスキーアート化されて使用される。

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 　　 　 　 ＿＿＿＿.＿＿＿＿ 　　 |　.＿＿　 いらないＰＣを
 　　　　　|　 　 　 　 | 　 　 　 　|　　 |　|＼＿＼　　窓から
 　　　　　|　 　 　 　 | ∧＿∧　|　　 |　|　 |.◎.｜　投げ捨てろ
 　　　　　|　 　 　 　 |（　´∀｀）つ ミ |　|　 |.：　｜
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これを改変する形でクソスレを立てた>>1やクソリプをした人など、さまざまないらないものが投げ捨てられていた。

言うまでもないことだが、窓の下の通行人に直撃すれば大怪我に、最悪の場合生命に関わる事故につながるので、PCに限らず絶対に窓から物を投げ捨ててはならない。

デフェネストレーション

日本では長らく平屋建築が主流だったこともあり馴染みの無い概念だが、ヨーロッパの言語には「窓から人や物を投げ捨てる行為」を示す単語がある。
一例として、英語ではデフェネストレーション（英：defe nestration）と呼ばれ、Wikipediaでは日本語のほか24の言語で記事が作成されている。

この単語が生まれるきっかけになったのは1618年の（第2回）プラハ窓外放擲事件であり、プロテスタントを支持するボヘミアの市民たちの一部が暴徒化しプラハ城内へ進入、ハプスブルク家の代官たちを窓の外へと投げ落としている。
プラハでは1419年および1948年にも同様の事件があり、都合3回に渡っていらない人間が窓から投げ捨てられている。

また下水道が普及する以前のヨーロッパでは溜まった糞尿を窓から投げ捨てて処分していたこと、2007年にはドイツで実際にいらないPCを窓から投げ捨てた男性が警察の事情聴取を受けるも、同情を買い残骸の処分を命じられただけで釈放される事件が発生していることからも、いらないものを窓から投げ捨てるという行為は人間の本能にとっては自然な行為なのかもしれない。