第1回電王戦単語

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第1回電王戦とは、2012年米長邦雄永世棋聖コンピュータ将棋プログラムボンクラーズによって行われた将棋棋戦である。

概要

人間側は日本将棋連盟会長でもある米長邦雄永世棋聖コンピュータ側は2011年に行われた第21回世界コンピュータ将棋選手権での優勝プログラムボンクラーズ製作者は伊藤英紀氏)による対局となった。

2011年10月06日ニコニコ生放送にて記者会見が行われ棋戦内容が発表された。第1回電王戦の催は公益社団法人日本将棋連盟株式会社ドワンゴ株式会社中央公論新社による。

米長邦雄永世棋聖
長永世棋聖2003年に現役棋士引退し、以降永世棋聖棋聖位5期以上保持で永世位資格を取得)を名乗っている棋士である(ちなみに引退といっても順位戦公式棋戦に出なくなるだけで、日本将棋連盟から退会しなければ依然としてプロ棋士)。
現役時の通算成績は1103勝800敗1持将棋。通算獲得タイトル棋聖位7期を含む19期で歴代5位。一般棋戦優勝回数は16回。
は劣勢となった時に局面を難しくする手をして撹乱することから「泥沼流」といわれる。また本人のサバサバとした人柄から「さわやか流」ともいわれる。
ボンクラーズ
ボンクラーズ伊藤英紀氏が製作した将棋プログラムで、保木邦仁氏が製作した革新将棋プログラムBonanza」の開されたソースコードを参考にして作られた、コンピュータ将棋界ではBonanzaチルドレンとも呼ばれる将棋プログラムのうちの1つである。
特徴はクラスタ並列化によるし手探索の性向上で、当日のマシン構成では1間に1800万手読むという。
詳細はボンクラーズ(コンピュータ将棋)の個別記事を参照。

ちなみに、この対局によって長永世棋聖に支払われる対局料は1000万円とのこと。

プレマッチ

本戦が行われる2012年1月14日に先駆けて、持ち時間の短いプレマッチ2011年12月21日に行われ、ニコニコ生放送で配信された。

長永世棋聖事前練習対局結果や他のコンピュータ将棋開発者の意見を元に後手番の初手6二玉という前例の少ない局面へと誘導する奇手を準備してきたが、ボンクラーズにうまく対応されて大差で破れる結果となった。

本戦

第1回戦は2012年1月14日10時からおこなわれ、ニコニコ生放送にて配信される。当日の大盤解説はニコニコ本社にておこなわれる。解説担当は渡辺明竜王矢内理絵子女流四段による。生放送配信とは別に、新西口SL広場にて飯塚祐紀七段と西尾明六段による大盤解説会、日本将棋連盟モバイルで棋譜中継が行われる。

記者会見時に行われたドワンゴ川上会長振り駒により、先手ボンクラーズ、後手が長永世棋聖と決定済み。持ち時間は3時間で時間切れ後は1分将棋となる。

対局には将棋盤が準備され、長永世棋聖の向かいには中村太地五段が座ってボンクラーズし手をす。長永世棋聖は長時間の正座での対局は厳しいということで、椅子での対局となった。

長永世棋聖はプレマッチで敗れた際に「本戦は普通す」とっていたが、結局プレマッチと同じ初手6二玉を採用(プレマッチ後も研究を重ね、これが対コンピュータでの最善手であるという結論に至ったと、のちにった)。

プレマッチでは中盤に入る前に咎められて潰れてしまったが、本戦ではうまくし回してそのまま入玉を狙う作戦を採る。ボンクラーズは飛を右往左往させつつ相手の出方を待つ状態から僅かな隙を見つけて攻撃に転じ、113手を持ってボンクラーズ勝利。現役棋士相手ではいとはいえ、長い持ち時間で、の対局でコンピュータプロ棋士を打ち負かす結果となった。

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外部記事

米長永世棋聖「築いた万里の長城、穴が開いた」 電王戦敗北後の会見 全文exit_niconews - 2012/1/15 ニコニコニュース

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