豊田工業大学

豊田工業大学とは、日本の私立大学である。

概要

愛知県名古屋市天白区に所在する。トヨタ自動車の社会貢献事業の一環として設立された。大学の略称は、略しにくいのと、一般学生を募集してからそれほどの月日が経っていないためこれといった略称はない。大学当局は「TTI」を自称する場合もある。

設立経緯

1981年に社会人向けの大学として開学。これは工学における一定の技術と経験を有する者がさらに知識と研究を深めるために作られたもので、大学も非常に小規模であった。従って当初は高等学校を卒業した一般学生(受験生)に対しては入学の対象としていなかった。
しかし、1993年に一般学生向けにも門戸を開き、今では(大学院を含む)学生数は450人を超えている。このような経緯から、独自の入学試験問題が存在せず、センター試験の成績(と面接)のみを利用して合否判定を行っている(従って、予備校等が算出する入試偏差値のランキングには掲載されていないことが多い)。

潤沢な経費

先述の通り、トヨタ自動車の社会貢献事業の一つとして設立された経緯もあり、毎年トヨタ自動車から莫大な寄付金を得て運営されている。そのため学生が負担する費用が非常に少なく、四年生大学としては全学部含めて日本で最も学費が安い私立大学である(ただし自治医科大学、産業医科大学のような特殊な大学等を除く)。また、潤沢な寄付金&資産運用金を用いて、教員一人当たりの学生数は私立大学平均値と比較し約半分、学外の企業or研究機関との活発な研究、閉館後も24:00まで利用できる図書館、そして国内トップレベルの研究設備を備えるなど非常に恵まれた環境で学生生活を過ごすことができる。また、カリキュラムもJABEE認定プログラムを設置しており、教育面でもしっかりしたサポートを得ることができる。このような面から、マスコミ、経済、教育等取り扱う各雑誌が行う「大学ランキング」等においては毎年好成績を収めている。就職率においてもほぼ毎年100％で、日経平均株価に選出されるような有名企業にも多数入社している。

寮生活

学部1年生の男子は全寮制となっている(女子学生や特殊な事情がある生徒を除く)。冷暖房完備で、有線LANネットワークにも接続できる。希望すれば二年次以降や大学院生も入寮できる(ただしその場合必要経費が若干高くなる)。

キャンパス

交通の便があまりよくない場所にキャンパスがある。2011年3月地下鉄桜通線の野並駅～徳重駅までが開業し幾分改善されたものの、最寄りの相生山駅から徒歩15分の距離である。

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関連項目

• 大学の一覧
  • 名古屋大学
  • 名古屋工業大学
  • 名城大学

関連サイト

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