通信交換とは (ツウシンコウカンとは) [単語記事]

通信交換とは、『ポケットモンスター』シリーズの一番の特徴と言っても過言では無いシステムで、お互いのポケモンなどを交換する行為の事である。

概要

お互いのポケモンを一匹ずつ選び、交換する。
バージョンによって出現するポケモンが違うので、図鑑完成には必須の行為。
ポケモンを交換した後、すぐに返して図鑑を埋める「データだけちょうだい」をやった事がある人も多いハズ。
ちなみに第五世代では、元の持ち主に返却する時のメッセージがより状況にふさわしい内容のものになった。
また、プレイヤー同士だけではなく、ゲーム中に交換を申し込んで来たNPCと行うこともある。

ポケモンシリーズにおいては、セーブデータを作成する毎にIDが採番され、全てのポケモンには捕まえたセーブデータのIDが記録されているため、誰が捕まえたポケモンなのかが判別できる。
そのため、交換したポケモンはIDが違うために「人から貰ったポケモン」となりバッジが少ないと言うことを聞かなかったり、経験値が多めにもらえたり、タマゴができやすいなどの違いが生じる。
また、交換するとなつき度が初期状態に戻るので、恩返しの威力が下がってしまう事に注意。
第二世代以降は、ポケモンにどうぐを持たせるとそのどうぐごと相手に送ることができる。

第四世代までは手持ちからしか交換するポケモンを選べなかったが、第五世代ではボックスのポケモンも選べるようになった。
第二世代まではGB用、第三世代はGBA用の通信ケーブルが必要、第四世代以はDSのワイヤレス通信、第五世代はwifi関係はワイヤレスで近くの相手にはソフトに内蔵した赤外線による通信となる。
GBAはファイアレッド・リーフグリーン・エメラルドのみ、ワイヤレスアダプタを取り付けるとワイヤレスで通信が出来る。

第一世代⇔第二世代の交換は可能だが、第三世代から第四世代、第四世代から第五世代へは一方通行。
GBとGBAの規格の違いから第一・二世代⇔第三世代以降との交換は不可となっている。
ルビー・サファイア発売当時、第一・二世代の相棒達を連れて行けない事に憤慨または悲嘆した人は数知れず…。

特殊な通信交換

タイムカプセル

第一世代と第二世代の通信交換の際に使われる。
第二世代で新しく登場したポケモン・技は第一世代に持って来れないという制限付き。
第一世代から来たポケモンが道具を持っている事があった。

GTS

詳しくは「GTS」の記事を参照
Wi-Fiコネクションにより、見知らぬ人との通信交換が出来る。
希望と出したものが合致すれば見たことがあるポケモンしか希望できない等の制限がある。
交換する際の希望されるポケモンが、伝説のポケモンに偏っているので、まともな交換が出来ない事がある。

パルパーク

厳密には交換とは言えないが、第三世代から第四世代に一度に6匹までのポケモンを転送することが出来る。
GBA版からDS版に送ると、GBA版には戻せない。
送ったポケモンは、パーク内の草むらや水の上で出てくるので、専用のボール「パークボール」を使って捕獲する必要がある。
また、秘伝技を持っているポケモンは送れない。なみのりﾋﾟｶﾁｭｳ(´；ω；｀)ｶﾜｲｿｽ。

ポケシフター

詳しくは「ポケシフター」の記事を参照
厳密には交換とは言えないが、第四世代から第五世代に一度に6匹までのポケモンを転送することが出来る。第四世代から第五世代に送ると、第四世代には戻せない。
パルパークと違い、こちらはミニゲームでポケモンを捕まえる必要がある。
送るポケモンに道具は持たせられないので、現在第五世代では入手不可な道具がある。（例：でんきだま・イバンのみなど。）
また、秘伝技を持っているポケモンは送れない。なみのりﾋﾟｶﾁｭｳ(´；ω；｀)ｶﾜｲｿｽ

ポケモンバンク

詳しくは「ポケモンバンク」の記事を参照
厳密には交換とは言えないが、第五世代＆VC版第一～第二世代から第六～第七世代に一度に30匹ほどポケモンを転送することが出来る。古い世代から新世代に送ると、古い世代には戻せない。

Pokémon HOME

詳しくは「Pokémon HOME」の記事を参照
厳密には交換とは言えないが、ポケモンバンクやポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイからPokémon HOME経由で第八世代にポケモンを転送することが出来る。ポケモンバンクやピカブイからPokémon HOMEに送ると、ポケモンバンクやピカブイには戻せない。
ポケモンバンクからポケモンを持ってくる場合は、有料(月額370円、12か月一括払いで1960円)である。
また、どの作品にも連れて行けないポケモンを連れてくると、Pokémon HOME内に幽閉されてしまう(逃がしたり交換は可能)ので要注意。

交換進化

通信交換によって進化するポケモンがいる。
ただ単に交換すると進化するポケモンもいれば、特定の道具を持たせて交換すると進化するポケモンもいる。
道具を使用する進化の場合、進化させると道具が消えてしまうので要注意。
第五世代では新たに、特定のポケモン同士を交換すると進化するポケモンが登場した。
準備が面倒くさい、なんて言ってはいけません。
基本的に進化キャンセルはできないが「かわらずのいし」を持たせれば進化を起こさせない事が可能。
友達がいなくて涙目になる人は結構多い。

普通の交換で進化するポケモン

ユンゲラー	ゴーリキー	ゴローン	ゴローン(アローラ)

ガントル	ドテッコツ	ボクレー	バケッチャ

特定の道具を持たせて交換すると進化するポケモン

ニョロゾ	ヤドン	イワーク	サイドン	シードラ
おうじゃのしるし	おうじゃのしるし	メタルコート	プロテクター	りゅうのウロコ
ストライク	エレブー	ブーバー	ポリゴン	ポリゴン2
メタルコート	エレキブースター	マグマブースター	アップグレード	あやしいパッチ
ヒンバス	サマヨール	パールル	シュシュプ	ペロッパフ
きれいなウロコ (第五世代から。一部例外あり）	れいかいのぬの	しんかいのウロコしんかいのキバ	においぶくろ	ホイップポップ