那覇バス

那覇バスとは、沖縄県那覇市に本社を置くバス事業者である。第一交通産業の100％子会社で、琉球バス交通、沖縄バス、東陽バスと並ぶ沖縄本島の民間乗合バス会社4社のうちの1社。

かつては那覇交通という社名でバス事業を営んでいた。

概要

社名の通り、那覇市内を中心に路線を展開している。

前身は1951年に設立された那覇交通株式会社で、那覇交通時代は車体の色から「銀バス」という通称で親しまれていた。
しかし1980年以降、運賃の値上げやサービスの低下などを理由に利用者が激減。2003年に民事再生法の適用を申請して事実上倒産した。2004年に第一交通産業に営業権を譲渡し、同年7月より現社名で再スタートした。

1990年頃、同業の琉球バスとの合併話が持ち上がっていた。両社での合併協議はかなり進んでいたらしく、両社の観光バスのデザインやカラーをほぼ同じにしていたが、関係機関や沖縄県が合併に待ったをかけ合併は実現しなかった。しかし2006年に琉球バスが第一交通産業の傘下入りしたことで、事実上兄弟会社となっている。

沖縄県内のバス事業者で最初にノンステップバス、バスロケーションシステムを導入した事業者である。

路線

• 1番・首里牧志線
• 2番・識名開南線
• 3番・松川新都心線
• 4番・新川おもろまち線
• 5番・識名牧志線
• 6番・那覇おもろまち線
• 9番・小禄石嶺線
• 10番・牧志新都心線
• 11番・安岡宇栄原線
• 12番・国場線
• 13番・石嶺おもろまち線
• 14番・牧志開南循環線
• 15番・寒川線
• 16番・新川首里駅線
• 17番・石嶺（開南）線
• 25番・普天間空港線
• 33番・糸満西原（末吉）線
• 45番・与根線
• 46番・糸満西原（鳥堀）線
• 95番・空港あしびなー線
• 97番・琉大（首里）線
• 101番・平和台安謝線
• 111番・高速バス

車両

日野自動車といすゞ自動車の車両をメインで導入しており、ごく少数三菱ふそう・日産ディーゼル・ヒュンダイの車両も所有している。

1990年代まで他社がトップドア（前扉のみの1ドア車）での導入を進めたのに対し、当社は市内線での運用が多いことから2ドア車の導入を続けていた。

カラーリングは市内線車両が白地に青帯、市外線車両が白地にレインボーカラーの帯を巻くデザインとなっている。高速車・定期観光車・貸切車も市外線用車両と同じカラーリングをまとう。かつて貸切車にはJRグループの契約貸切用として、JRバスカラーの車両が存在した。同じような車両は沖縄バスにも在籍していた。

関連動画

関連項目

• 琉球バス交通
• 沖縄バス
• 東陽バス
• バス事業者の一覧