陽炎獣とは (ヘイズビーストとは) [単語記事]

概要

陽炎とは「かげろう」と読み、英語ではヒート・ヘイズ（heat haze）と言う。太陽の日差しなどで熱せられた地面が空気を温め上昇気流を起こし、温度の違う空気が混じる事で光を屈折させ、ゆらゆらと揺れるもやの様に見える。幻などに例えられる。

モンスターは8枚、種族はバラバラだが属性は炎で統一されている。関連した魔法・罠は2枚。
モンスターのうち7枚が星6の上級という重たいカテゴリー、残り1枚がランク6のエクシーズモンスターである。
以下のような効果を持つ。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードを効果の対象にできない。

リリース無しで手札から場に出す効果を持ったモンスターが2枚、また関連魔法・罠がどちらも永続でリリースを軽減し、直接召喚を可能にする効果。エクシーズでない陽炎獣5枚は攻撃力2100以下と、上級でありながら攻撃力が低く戦闘には頼りない。これらの事からランク6エクシーズ召喚のためのカテゴリーであると思われる。
上級モンスターのうち3体は真炎の爆発に対応できる守備力であるため、その点も活かせるようデッキを構築するのもアリ。

同時期に登場した炎星のカテゴリーとは、炎属性であること以外に関係性は薄い。

カード説明

以下、遊戯王カードwikiより。

2011年12月17日（土）・18日（日）開催”ジャンプフェスタ2012”プロモカード。

陽炎獣ヒッポグリフォ
効果モンスター/星６/炎属性/炎族/攻2100/守 200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、１ターンに１度、自分フィールド上の炎属性モンスター１体をリリースして発動できる。このカードの攻撃力は３００ポイントアップする。

真炎の爆発対応。もっとも最初に登場した陽炎獣。この時はまだテーマではなかった。
対象に出来ない効果は強いが、上級としては攻撃力の低さが目立つ。攻撃力の永続上昇効果も、リリースコストが重たい。

2012年11月17日発売”COSMO BLAZER”

陽炎獣サーベラス
効果モンスター/星６/炎属性/獣族/攻2000/守 200
このカードはリリースなしで召喚できる。この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は１０００になる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、このカードが破壊され墓地へ送られた時、デッキから「ヘイズ」と名のついたカード１枚を手札に加える事ができる。

真炎の爆発対応。陽炎獣の中核。
陽炎獣の中ではもっとも扱いやすい、妥協召喚でランク6エクシーズに繋げられる。破壊される事でのサーチも、これ自身をサーチ対象に可能。破壊場所はどこでも構わないので、召喚自体を無効にし破壊されても構わない。

陽炎獣グリプス
効果モンスター/星６/炎属性/鳥獣族/攻 200/守2100
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分のフィールド上・墓地に炎属性以外のモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。

サイバー・ドラゴンに似た特殊召喚効果を持つ。しかし、墓地に炎属性以外がいると効果が使用できない。攻撃力も低く、戦闘には扱えない。
逆に攻撃力が低いのでリクルーターに対応、エクシーズ素材として見れば十分。また効果対象の耐性と、そこそこの守備力で壁になりうる。

陽炎獣スピンクス
効果モンスター/星６/炎属性/獣戦士族/攻1900/守1900
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、１ターンに１度、自分のメインフェイズ時、カードの種類（モンスター・魔法・罠）を宣言して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、宣言した種類のカードだった場合、さらに自分の手札・墓地から炎属性モンスター１体を選んで特殊召喚できる。
「陽炎獣スピンクス」のこの効果は１ターンに１度しか使用できない。

デッキトップを当てる事によって、炎属性の手札召喚および蘇生が可能。
上級としては頼りない攻守なため、効果を使ったらエクシーズ素材にしたい。

陽炎獣ペリュトン
効果モンスター/星６/炎属性/炎族/攻1600/守1700
このカードは「陽炎獣」と名のついたモンスターの効果以外では特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードを効果の対象にできない。
また、手札の炎属性モンスター１体を墓地へ送り、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「陽炎獣」と名のついたモンスター２体を特殊召喚する。
「陽炎獣ペリュトン」の効果は１ターンに１度しか使用できない。

自身と手札の炎属性をコストに、二体の陽炎獣を連れてこられる。
上級としては低い攻守、さらに特殊召喚に縛りがある。

陽炎獣バジリコック
エクシーズ・効果モンスター/ランク６/炎属性/炎族/攻2500/守1800
炎属性レベル６モンスター×２体以上（最大５体まで）１ターンに１度、このカードのエクシーズ素材を１つ取り除いて発動できる。
相手のフィールド上・墓地のモンスター１体を選択してゲームから除外する。
また、このカードが持っているエクシーズ素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。
●３つ以上：このカードの攻撃力・守備力は、このカードのエクシーズ素材の数×２００ポイントアップする。
●４つ以上：このカードは相手のカードの効果の対象にならない。
●５つ：このカードはカードの効果では破壊されない。

ランク6エクシーズモンスター。炎属性縛りで、素材の枚数を選べる。
狙うのはかなり難しいが、素材が五枚あると効果で破壊されず対象にならない攻撃力3500になれる。しかし除去効果を使って素材を減らすと、もちろん効果は無くなっていく。エクシーズ素材を増やすカードなどを利用したい。

陽炎柱（ヘイズピラー）
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、自分の「陽炎獣」と名のついたモンスターを召喚する場合に必要なリリースを１体少なくする事ができる。
また、１ターンに１度、自分フィールド上のエクシーズモンスター１体を選択して発動できる。
自分の手札・フィールド上の「陽炎獣」と名のついたモンスター１体を、選択したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。

陽炎獣専用の永続魔法。リリース軽減とエクシーズ素材に変換する効果。

陽炎光輪（ヘイズグローリー）
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、自分は「陽炎獣」と名のついたモンスターを召喚する場合に必要なリリースを１体少なくする事ができる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、自分の墓地から「陽炎光輪」以外の「ヘイズ」と名のついたカード１枚を選択して手札に加える。

陽炎獣専用の永続罠。リリース軽減とこれを墓地に送る事でのサーチ効果。

2013年5月18日発売”EXTRA PACK －SWORD OF KNIGHTS－”

陽炎獣メコレオス/Hazy Flame Mant ikor
効果モンスター/星６/炎属性/鳥獣族/攻2200/守 300
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、１ターンに１度、自分の手札またはフィールド上に表側表示で存在する、炎属性モンスター１体を墓地へ送って発動できる。
このターン、このカードはカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。

陽炎獣特有の効果対象不可と、さらに手札・場の炎属性をコストに破壊耐性を得られる。
二つも耐性がある上に上級としては攻撃力もそこそこなので、すぐエクシーズ素材にしなくともよい。

2014年2月15日発売"PRIMAL ORIGIN"

陽炎獣ヒュドラー
効果モンスター/星６/炎属性/恐竜族/攻2300/守 200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできず、自分は炎属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
また、このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。
●このエクシーズ召喚に成功した時、自分の墓地から「陽炎獣」と名のついたモンスター１体を選択し、このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。