ATARI TEENAGE RIOTとは、ドイツにて結成されたバンドである。
ネオナチス思想が広まりつつあるドイツ・テクノシーンに対する反撃を行うべく、アレック・エンパイア、ハニン・エライアス、カール・クラックの三名が結成。後にニック・エンドウが合流し、活動休止まではこのメンバーで活動。表向きはPhonogram Recordsと契約するが商業リリース音源は全て自身のレーベルで管理しているため、実質的にPhonogram Recordsは彼らの商用音源を一切所有していない。
アナーキズム、反ネオナチ、反ファシズムを掲げたリリックを叫び倒すそのスタイルは熱狂的なファンを集めるもドイツでは発言内容ゆえに度々発禁されたりしていたが、仕舞いにはベルリンのショーにて暴動教唆の容疑で逮捕されるほど、彼らは音楽を通じて政府に自分たちの主張を訴え続けた。しかし、悲劇は突如訪れた。カール・クラックがドラァグのオーバードーズにより亡くなってしまったのだ。これにより、事実上の活動休止に追い込まれた。
残った二人はアレック・エンパイアとそのサポートメンバーとして活動を続けることとなった。
時が経ち知る人ぞ知るバンドとして語り継がれようとしたとき、2010年に突如再結成と活動再開を宣言。新MCにCX・キッドトロニックを迎え、彼らは再び暴力的な音楽を通じて政府や人々にに主張をぶつけたり、問題を投げかける。最近ではウィキリークスやAnonymousとコラボレーションしたり、「PlayStation Vita」のCM報酬をFreeAnonsに寄付したりと、相変わらず反キャピタリズムに則った音楽活動を続けている。
余談だが、新曲として発表した「Active」は無料配信されているにも関わらず「お金を払いたい」と問い合わせるリスナーが結構いたとのこと。そこで、iTunes Storeなどでも買えるようにしたという。アレック自身も変な気分であったとコメントしていた(本人曰く「プレゼントのつもりで渡した」)。
大雑把に言えば極左とも言うべきメッセージは若者に政治を考えさせる機会を与えたと言っていいだろう。だが、一番の影響を受けたのはリーダーであるアレック・エンパイア自身だろう。これは本人も語っていることであり、このバンドの存在がアレックにとって音楽や思想などに影響を与えたと言っていいだろう。
日本でも彼らの影響を受けたり、ファンを公言するバンドも存在する。9mm Parabellum Bulletもその一組で、ライブでは『Digital Hardcore』をSEとして使用したり、仕舞いには自身監修のベストを製作するほど。
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最終更新:2024/05/12(日) 17:00
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