black sheep(ブラックシープ)とは、直訳すると黒い羊を意味するが、「のけ者」「厄介者」「嫌われ者」「鼻つまみ者」「面汚し」を指す英語表現である。
特に家庭、地域社会、職場などの厄介者、鼻つまみ者を指して言う。
羊は白のイメージが強いが、そこそこの割合で黒い羊が生まれることがある。黒い羊は白い羊の中にいると目立ち、また羊毛を染色することが出来ないので、価値が低い「嫌われ者」だった。
また、過去のイギリスでは悪魔の印を持つ者とされていた。
そのため、black sheepは「どこの社会にも一人はいる厄介者、嫌われ者」「仲間の面汚し」「身近なイヤな奴」の意味を持つようになった。
現在は「変わり者」「型にはまらない人」という幾らか肯定的な意味もあり、必ずしも悪い意味だけで使われる訳ではない。
心理学では、特定の好感が持てる集団Aと、好感を持ちにくい集団Bを評価した際、その好感が高い集団Aの中でその集団Aの振る舞いにそぐわないもの(個人)の評価との差が激しく出ることを「黒い羊効果」という実証実験を行っている。(集団Bについては中間の評価で激しい差が出にくい)
ロシア語には同じ意味を持つ言葉として「белая ворона(白いカラス)」がある。
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最終更新:2025/12/30(火) 05:00
最終更新:2025/12/30(火) 04:00
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