F計画 単語

エフケイカク

1.4千文字の記事

F計画とは、『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』及び『ウルトラマンダイナ』の劇中で登場する計画である。

前史

事の発端は『ウルトラマンティガテレビ本編第43話「地の」と第44話「を継ぐ者」に遡る。天才物理学者のマサキ・ケイゴが発掘したイーヴィルティガ石像を自身が開発した遺伝子コンバーターとダイゴから奪い取ったスパークレンスの力で一体化して復活させるが、マサキ自身が間違った心でになったためイーヴィルティガ暴走し、ティガとの死闘の末に敗れて消滅した。その残骸はマサキ研究データと共に地球平和連合(TPC)によって回収されるが、それから2年後の物語となる映画ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』ではTPC警務局副局長ナグモがティガ消滅を口実に巨人を解明し、ウルトラマンを防衛兵器として未知なる敵に備えることを必要だと考え、極秘にこの「F計画」が始動する事になる。

計画の始動と永久凍結

サエキを実行部隊指揮官とし、調隊は古代遺跡ルルイエへと向かい、GUTSイル隊長も同行する(本来はムナカタ副隊長が同行するはずであったがイルマの「科学者として久しぶりに古代の香りを感じたい」という希望から代わりに彼女が行くことになった)。遺跡の内部に三体の巨人石像を発掘した調隊はナグモの示により運び出そうとするが、その直前にカミーラ・ダーラムヒュドラ達3人の闇の巨人復活、シビトゾイガーと共に襲撃された調隊はイルマを除いて全滅した。これにより計画は失敗に終わり、計画そのものが危険であるとして永久凍結された。

計画再開

さらに8年後となる『ウルトラマンダイナ』第49話「新たなる」ではTPCの軟弱な戦力に嘆くゴンドウ参謀はこの計画のデータリークして火星基地で極秘に再開。警務局直属の秘密部隊ブラックバスターと協力の元、ダイナ変身者がアスカであることを突き止め、彼をリョウ共々拉致する形で火星基地に連行する。そして、TPCがこれまで回収した巨人石像の破片を元に制作したテラノイドアスカエネルギー照射装置に入れ、そのエネルギーを照射して完成させることで計画は成功したかに見えた。だが、直後に襲来したスフィアの大群に迎え討った際にソルジェット線の連発をしたためにエネルギーを急に消耗して倒れたテラノイドスフィアに寄生されてゼルガノイドにされてしまう。テラノイド完成させるために先程エネルギーを吸い取られたものの残った体力を振り絞り気合で変身したダイナ=アスカであったが、エネルギー枯渇寸前で満身創痍ダイナべてスフィアより尽蔵のエネルギー供給を受けているゼルガノイドにより窮地に落とされる。ゴンドウ参謀はゼルガノイドに苦戦するダイナを与えて回復させるべく、自ら装置に入って犠牲となり、ゴンドウ参謀の命のを受けたダイナ復活ゼルガノイドに勝利したものの、結果論として基地は破壊され責任者であるゴンドウ参謀の死亡により計画は再び失敗に終わった。

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