株式会社JPSとは、主にパチスロ機の開発・製造を行なっている企業である。
販売業務は他社に委託しており、以前はトレードから販売されていた。現在はバルテックから販売されている。
設立は1987年。同社初のパチスロ機を発売したのは2006年。
JPSの作るパチスロの特徴としては、あまりにも独創性の高すぎる演出・グラフィック・システム。時代の10歩先くらいをイってしまっている機種を作るので、ユーザーがやんぬるかな…と、ついて来られない場合も多い。
「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」はアニメの影響もあったのかは知らんが、まだ4号機の残る5号機初期時代、新規参入メーカーの第1弾としてはそれなりに売れた。
2007年に発売された、JPS最大のヒット作「2027」はグラフィックも受け入れられやすく、高設定の機械割も高かった。BGMの評価も高く、多数ある5号機の中でも名機の1つに挙げられる。システムはかなり独創的だったが、検定の盲点を突いたシステムだったため、2027方式はその後検定を通らなくなってしまった。ストーリーが秀逸であり、アニメ化して欲しいパチスロNo.1とも言われた時期もあった。あとバグが多いことでも知られる。
2027の勢いが残っていた2008年夏、人気サッカー漫画「シュート!」のタイアップ機を発売。これまた全ての面で独創的過ぎたためにホールから一瞬で消えてしまった。タイアップにも関わらずキャラクターの顔はあまり出てこなく、ART中などはケツばかり映す始末。某動画では「業界初ケツナビ」のタグがよく見かけられた。
ギリギリホールでの信用が残っていた2009年夏、満を持して「2027Ⅱ」を発売。蓋を開けてみれば今更キン肉マン方式。初期導入こそ多かった(大手メーカー並の台数縛り)ものの、客離れも早かった。多くのユーザーがまたやっちまった…と思ったに違いない。しかしストーリーだけは相変わらずよく出来ており、エンディングを見た人は少なからずショックを受けたと思われる。2027Ⅱは非常に有名である「海面ファイヤー」の名言を残しており、後にメーカーこそ違えどマジカルハロウィン2の「宇宙ファイヤー」に受け継がれることになる。
その後は、それまで販売を任せていたトレードグループからも見放されてしまった。だがそんなことにはめげずに、今でも熱きスロッターのために独自路線で走り続けてくれている。正直なところ大丈夫なのか心配だったが、2012年4月に新台を出したのでかろうじて息はしている模様。
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最終更新:2025/12/25(木) 04:00
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