SCP-8900-EX 単語

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SCP-8900-EXとは、SCP財団に登録された異常だったものである。

概要

SCPとは

英語圏のシェアワールド創作サイトSCP FoundationSCP財団)」内で創作された「SCP」。

SCP」とは「何らかの常的な性質を持つ事物」とされている。この「SCP Foundation」では「SCP FoundationSCP財団)という秘密機関が存在しており、異常な事物やその情報を収集し、『SCP-○○』とナンバーを割り振り管理している」という共通設定のもとに、有志が多数の「SCP」の報告書を創作している。

※なお、上記文章は記事「SCP-4007」の文章を参考に記載している。

SCP-8900-EXの位置づけ

2020年現在SCP財団英語版は5999までしか番号が開放されていない。すなわち、現在は6000以降の番号を付けることは本来はできない。当記事で説明するSCP-8900-EXは、後ろに「EX」がついていることもあり、例外的に大きな番号が付けられた特殊なSCPとなっている。

EX」の意味は「Explained」、「解明済み」をす。詳しく言うと、「以前は科学では説明がつかない異常な存在とされたが、現在では科学の知識を使って「異常ではない存在」として説明できるようになった」というものである。

しかし、このSCPExplainedになったのは、々の科学が発達して「異常ではない存在」として説明がつくようになったからではない。本来は異常な現なのに、SCP財団々の知識を改変して「異常ではない存在」として認識するようにしてしまったためである。

以下、SCP-8900-EXが「SCP-8900」と呼ばれていたころから経緯を記述する。

SCP-8900の発生(19世紀)

1820年代に写真技術が発明される。その後、実用化などの実験が重ねられる中、副産物としてSCP-8900が発生した。

SCP-8900は「接触によって拡散する、可視スペクトルを与える複雑な知覚現」とされる。わかりやすく言うなら「人間に見えるの知覚に、何らかの変化を与える現」となる。

ただし、当初この現写真(感材)の中にとどまっており、拡散することはかった。

 

 

 

SCP-8900の拡散(1930年代後半)

1935年前後、ある企業によってカラーフィルム印刷が開発された。これにより、SCP-8900が外部に流出し、感染が始まったと考えられている。

「接触」により人間や物の間で感染が広まるとされている。具体的には撮によっても拡散する可性が摘されており、SCP-8900にされたものが写った写真に触れるなどしても感染するのかもしれない。封じ込めが難しいため、オブジェクトクラスは「Keter」とされた。

感染した場合は即座に隔離され、間焼却される。それにより生じる炎も感染拡大の原因となるため、暗闇の中で真空吸引を行って消火処理をする。暗闇であれば拡散を防ぐことが確認されており、研究が進められていたが、効果は出なかったようだ。

また、財団側で正反対の効果を持つ感染症を作ることも進められた。しかし、視覚を元通りにすることはできたものの、感染者が話せなくなってしまうという副作用も発生してしまった。

そのまま財団は有効な対策を打つことができず、この世界SCP-8900で覆われてしまった。

 

 

 

SCP-8900-EX

諸君、々は失敗した

O5-8

当時のO5-8によると、「自然下品不自然な色合いに変わり、木々の等しく汚された」とされている。

もはや現拡散されすぎてどうしようもなくなった財団は、最終手段として「アンニュイプロトコル」を実行した。つまり、微細な記憶処理世界中の人々に散布し、「もともとも木々もこのような色だった」と認識改変させた。こうして、世界で起こった混乱が収められ、人々も日常生活に戻っていった。

SCP-8900の跡を残しているのは、「白黒写真の中、アメリカ兵数人がカラー写真のような見え方になっている(=SCP-8900のを受けている)」画像のみとなった。

もはや異常ではなくなった現の収容の必要はくなり、SCP-8900はSCP-8900-EX、Explainedとなった。

解釈の違い

SCP-8900-EXにはいくつかの解釈が存在する。

  1. もともとこの世界白黒でそれ以外の色はかったが、SCP-8900-EXの登場により様々な色が生まれた
  2. もともとこの世界現在で言うところの「白黒」に見えていたが、他の色の概念自体は存在していた。しかし、SCP-8900-EXのにより現在の鮮やかな色に変わってしまった
  3. もともとこの世界は全く異なる配色に満ちていたが、SCP-8900-EXが登場したことで現在の色に見えるようになった。財団が過去の色の見え方を記憶処理で消滅させたため、現在過去の色の部分は白黒にしか見えない
  4. もともと色鮮やかだった世界がSCP-8900-EXにより白黒となってしまい、現在は財団が記憶処理で人々にカラー風景が見えているように錯覚させている

とするものがある。当記事は13の解釈をベースに作成している。

なお、SCP-8900-EXの報告書の作成者、tunedtoadeadchannel氏の解釈exitは上記の2である。SCP-8900-EXへの対抗策として財団が作った感染症も、「SCP-613exit」として登録されていた時期があった(現在削除されて別のSCPオブジェクトが登録されている)。

しかし、「作者の死」という言葉もあるので、SCP-8900-EXをどう解釈するのが正解ということもいのかもしれない。

いずれにせよ、々の色の認識は、もうめられてしまったのだ。

 

SCP-8900-EX
い 、
Sky Blue Sky

 

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