Windows Millennium Editionとは (ウィンドウズミレニアムエディションとは) [単語記事]

Windows Millennium Edition（以下Me）とは、青歴史である。

^{こともあろうに初回限定版のパッケージまで青かったという。}

概要

マイクロソフトが2000年 9月23日に発売したOSでWindows 98 Second Edition（98SE）の次のOSにあたる。内部バージョンはWindows 4.90。一般的に「エムイー」と呼ばれることが多いが、公式愛称は「ミー」である。たまに、98TE（=Third Edit ion）と呼ばれる。Meは9ｘ系最後のOSである。

1994年の富士通ショックに始まるPCの大幅な低価格化と1999年の商用ADSL サービス開始で幕を開ける本格的なブロードバンド時代の到来により、初めて手にしたPCがMe搭載という人は多く、そのせいか特別な愛着を抱いている人も多い。出来の悪い子ほど可愛いとも言うしね。

2001年に次期OSのWindows　XPが発売され、2006年にはマイクロソフトによる全てのサポートも終了してしまった為、現在もMeを使用しているユーザーは少ない。当然ながら、インターネットに接続するにはセキュリティの関係上かなり危険なOSとなってしまったため（サポート終了・セキュリティソフト対応終了のため）、単独で使わない限りは早急なアップグレードをお勧めする。愛着があるから離れられないという気持ちは分かるが、もしその可愛いMeがウィルスに感染して、自分は見つめていることしかできないとしたら・・・

ピンチヒッターという存在

もともとはWindows Meはリリースの予定が無かった。

Windows 95の発売後、1.0から続く9x系と、Windows NT系を統合しようという開発がすでに行われていた。
それがWindows 2000である。
Windows 2000ではサーバー用、法人向けクライアント用のほかに、家庭向けのエディションも開発が進められていた。それがコードネーム「Neptune」と言われるものだった。
Neptuneでは、単なる法人向けのサブセットという位置づけだけでなく、よりユーザーフレンドリーな機能を組み込むことを目的としていた。後にMeに搭載されるヘルプ・アンド・サポートやシステムの復元がそれである。

しかし開発は難航し、2000年での発売が困難になったことで、残念ながら開発が中止されてしまった。
だがマイクロソフトは、ミレニアム（千年紀）という滅多にこない記念すべき年に何とかしてOSを出したいという気持ちがあったのか、その機能をWindows 98 Second Editionに組み込んだものを急遽開発、販売することとなった。
それがWindows Meなのである。つまりはNeptuneのピンチヒッターだったのである。

一方でNeptuneで開発されていた新機能の一部は、同時期にWindows 2000の後継OSの開発を進めていたOd deseyというコードネームのプロジェクトと合併され、Whistlerというコードネームで新たに開発が始まった。これがWindows XPである。
XPはMeからたった1年ほどでリリースされたことで、Meは下記にあるドジッ娘属性を含めて「要らない子」「なぜリリースしたのか」と未だに罵倒されている。

ものすごく安定したシステム

Meは、98に比べてドライバが豊富にあり、その他色々な機能が追加された為か、

「ものすごい安定力」

がある。
システムリソースが足らないのは仕様です。

ドジッ娘

Meは、98よりドジッ娘と呼ばれている。そのドジっぷりに萌え、調教（？）して使用する人も多い。（この記事立て主もMe使用）

ブルースクリーン：終了画面の見る回数＜ブルースクリーンの見る回数
※ちなみにNT系でブルースクリーンが出た場合はヤバイです。9ｘ系は日常です。
使用者の声「え？ブルースクリーン？毎日二回はみるんじゃないかな？」
使用者の声「立ち上がる前にブルースクリーンとか結構あるわ。」
Explorer[応答なし]又はExplorerなし：ブルースクリーンの出来損ない。
使用者の声「えぇ。フリーズしてタスク表示すると、『Explorer[応答なし]』ってでるわ。これ終了したらブルースクリーンだもの。」
使用者の声「ExplorerないのにどうやってPC動かすのでしょうねｗｗ」
ハードウェアーの取り出し：右下のハードウェアーの取り出しをしたとたんにフリーズ。
どっちにしろパソコン落とすことになり、結局取り出せるが...。