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ひかりとは、東海道・山陽新幹線の列車名である。
概要
0系新幹線電車
1964年10月1日の東海道新幹線開業時に速達列車として登場。列車名は公募により選ばれた（第1位）。ちなみに東海道新幹線開業まで「ひかり」は東九州の急行列車であった。
東海道区間では速達タイプであったが山陽区間では各駅に停まる便もあり、東海道新幹線開業時に「超特急」と呼ばれていたが岡山開業時から「超特急」の名称は使われなくなった。これは東海道新幹線開業時には「特急こだま」に対して「超特急ひかり」と呼称が分けられており料金も「超特急」の方が高く設定されていたが、岡山開業に伴い停車駅のパターンが多様化した為である。
また、この通過駅の少なさから一部のひかりは「ひだま」（ひかり＋こだま）と呼ばれたりもする。
1992年3月14日の「のぞみ」デビュー後も東海道・山陽新幹線の主軸として活躍していたが270km/h運転が可能な車両が揃った事と品川駅開業に伴いのぞみメインのダイヤとなった為現在は「のぞみ」の補完列車となっている。現在東海道新幹線を走っている「ひかり」は、静岡・浜松＋熱海か三島のどちらかに停車する系統と、小田原または豊橋に停車しさらに名古屋～新大阪間の各駅にも停車する2つの系統が主で京都以西では全て「ひだま」型となっているが、最高速度270km/hで運転しているため東海道新幹線内に限り名古屋・京都の2駅のみ停車時代の「ひかり」と比べて所要時間は変わっていない（ちなみに、山陽直通の「ひかり」は新大阪駅始発山陽「こだま」の代替も兼ねている）。また新横浜を早朝6時に出発する広島行き下り「ひかり493号」はN700系の性能をフルに生かした列車で、東海道新幹線内を途中小田原や静岡に停車しながらも日中の「のぞみ」とほぼ同じ所要時間で新大阪まで駆け抜ける（新横浜～新大阪間を2時間15分で運転）「のぞみ」並みの「ひかり」として設定されている（もっともその後、西明石で後続の「のぞみ」に追い抜かれるが）。
なお、300系9000番台は当初「スーパーひかり」と呼ばれていた。
余談だが、山陽新幹線では九州新幹線の全線開業に伴い「ひかりレールスター」の大半が「さくら」に置き換えられたことから、博多駅に顔を見せる「ひかり」が大幅に減少している。但し、博多駅には「ひかり広場」がある。
様々なひかり
山陽新幹線では航空機に対抗する目的もあって多くの愛称が付加されている。以下主なものを記述。
100系新幹線電車
- ウエストひかり
1988年3月13日に登場。0系を短編成化した車両を使用した。車両の老朽化と速度向上の為に後継の「ひかりレールスター」が投入され2000年4月21日に引退。 - ファミリーひかり
1995年夏に登場。3号車に「こどもサロン」を設置し、子供が遊べる空間を提供した。 - シャトルひかり
1991年に登場した0系6両編成（グリーンなし）を使用したひかり。1997年廃止。 - グランドひかり
100系3000番台の事。東京～博多を結ぶ速達ひかりとして活躍したが2002年11月23日に引退した。 - ひかりレールスター
2000年3月11日にデビューした700系7000番台使用列車。ウエストひかりの後継でもある。 九州新幹線博多開業後も山陽新幹線で引き続き運転される（但し、本数は毎時0～1本に減る）。今後はN700系に置き換えられ、「レールスター」スジを踏襲した九州新幹線直通列車は「さくら」に改称される。
「ひかり」データ
※「ひかりレールスター」に関しては該当記事を参照の事
- 車両：N700系・700系・500系
- 会社：JR東海・JR西日本
- 運用線区：東海道新幹線・山陽新幹線
- 運転区間：博多～広島～岡山～新大阪～新横浜・東京
（※現在、東海道新幹線から広島以西に直通する「ひかり」は設定されておらず、博多に到達するのは新大阪始発のみである） - ひかりレールスターの編成図はこちらを、ウエストひかりの編成図はこちらを、グランドひかりの編成図はこちらをご覧下さい。
編成図(16両)
| 1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | 7号車 | 8号車 | 9号車 | 10号車 | 11号車 | 12号車 | 13号車 | 14号車 | 15号車 | 16号車 |
| 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 指定席 | 指定席 | グリーン | グリーン | グリーン | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 |
- N700系は全席禁煙です。
N700系の喫煙ルームは普通車は3号車博多寄り・7号車東京寄り・15号車博多寄り、グリーン車は10号車東京寄りにあります。 - 700系が都合によりN700系での運転となる場合、喫煙席の設定はありません。喫煙ルームを利用して下さい。
また、N700系「ひかり」が都合により700系での運転となった場合、車内に喫煙スペースはありません。 - なお、700系の3号車は2011年春より禁煙となっています。
- 臨時列車の場合は指定席車両の変更があります。
- 停車駅（○：停車、△：一部停車、-:通過）
駅
名東
京品
川新
横
浜小
田
原熱
海三
島静
岡浜
松豊
橋名
古
屋岐
阜
羽
島米
原京
都新
大
阪新
神
戸西
明
石姫
路相
生岡
山新
倉
敷福
山新
尾
道三
原東
広
島広
島新岩国 徳山 新山口 新下関 小倉 博多 A ○ ○ ○ △ - - - - △ ○ ○ ○ ○ ○ B ○ ○ ○ - △ △ ○ ○ △ ○ - - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △ △ △ △ △ C ○ ○ - - ○ - - ○ - - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - ○ - - - ○ D ○ ○ ○ - - - ○ ○ ○ ○ E ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ○ △ ○ - ○ - - - ○ - - - △ △ △ F ○ ○ △ ○ △ ○ - ○ - △ - ○ △ △ △ △ ○ ○ - Aタイプは通称米原ひかりと呼ばれ、名古屋まで基本的に小田原か豊橋のどちらかのみに停車する。それゆえ東京や新横浜などから名古屋までの所要時間はのぞみと数分しか違わない。ひかり早得きっぷを名古屋まで使う場合はオススメの列車である。
- Bタイプは通称静岡ひかりと呼ばれ、名古屋までは基本的に静岡と浜松の両駅に停車し、熱海と三島のどちらか一方に停車するパターンである。名古屋から京都まではノンストップなためのぞみとの所要時間差はほとんどなく、名古屋～新大阪間を安く移動したい場合には便利である。
- 2013年3月16日より名古屋～広島間で運行しているひかり491号が博多まで延長される（途中新下関・小倉に停車）。
編成図（博多⇔新大阪/N700系7000番台、8両）
| 1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | 7号車 | 8号車 |
| 自由席 | 自由席 | 自由席 | 指定席 | 指定席 | 指│グ | 指定席 | 指定席 |
- N700系「ひかり」は全席禁煙です。喫煙ルームは3号車と7号車にあります。
- 臨時列車の場合は16両（700系）で運行する場合があります。
- 2013年3月16日からは一部16両編成で運行します。
- 停車駅（○：停車、△：一部停車、─：通過）
※なお、一部は博多南線乗り入れ（この際、博多南線内では列車名は設定されない）
| 新 大 阪 |
新 神 戸 |
西 明 石 |
姫 路 |
岡 山 |
新 倉 敷 |
福 山 |
新 尾 道 |
三 原 |
東 広 島 |
広 島 |
徳 山 |
新 山 口 |
新 下 関 |
小 倉 |
博 多 |
|
| 博多 ～新大阪 |
○ | ○ | △ | ○ | ○ | ─ | ○ | ─ | △ | △ | ○ | △ | ○ | △ | ○ | ○ |
| 広島 ～新大阪 |
○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
編成図（広島←岡山/500系7000番台、8両）
| 1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | 7号車 | 8号車 |
| 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 |
- 500系「ひかり」は全席禁煙です。喫煙ルームは3号車と7号車にあります。
- 停車駅
駅名 岡
山福
山三
原広
島
ピコカキコ
 |
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