ゴンザレス(ファイアーエムブレム)とは、心優しき山賊である。
西方三島の山賊の一人。
本来は小心で心優しい性格の持ち主なのだが、怪物のように大柄で醜く、また頭もあまり良くなかったために住んでいた村を追われ山賊になるほかなく、人を傷つけることに思い悩みながら仕方なく山賊を続けていた。
初期装備はわけアリのユニットが装備していることでお馴染みのデビルアクス、悪魔の斧であると同時に、不器用さと人を傷つけることへの悲しみが滲み出ている。
北ルート・西ルート共に10章で仲間になり、北では領主の命令で、西では山賊の一味として村の破壊を命じられ仕方なく襲ってくるが、村を破壊される前にリリーナで話しかけることで説得することが出来る。
北ルートでは単独行動なので比較的簡単だが、西ルートでは山賊団と一緒なので戦いながらの説得となる。
リリーナによる説得シーンとその後の支援会話は封印の剣屈指の名シーン。
エンディング後は故郷の村に無事迎え入れられ、幸せに暮らしたという。
容姿、性格、性能に至るまで強烈な個性を持った、封印の剣の語り草の一つである。
クラスは山賊→バーサーカー
北ルートではLv5、西ルートではLv11で仲間になるが初期値が全く同じであるため、北ルートのほうが6Lv分強くなるという性質がある。ハードブーストの対象でもあるので一人で4種類の強さがある。
全ユニットでも屈指のHPや力を持ち、最弱状態(ノーマル西)ですらも上級Lv10程度でカンストしうるほど高く、速さや守備もかなりのものだが、技と魔防が初期値・成長率共に非常に低い。
元々の高い力と速さにバーサーカーの兵種特性によって常時必殺率+30%のボーナスがあることでどんなユニットも両断できる破壊力を持つ反面、斧しか使えないのに技が低いせいで剣に対してどころか普段の攻撃ですら当たるかどうか解らず全く信用ならない。
こういうと不安定で弱そうであるが、彼は耐久力と回避率も併せ持つため壁や囮としても優秀で、魔法に対しても高いHPで耐えられるため攻撃が外れても反撃で死ぬという心配はほとんどない。壁や囮にする場合、攻撃をよく外すことがやっつけ負けや経験値泥棒を防ぐメリットにすらなり得る。
即ち、全体のうち何回か当たりさえすればいい、当たらないなら当たるまで頑張ればいいという割り切った運用が可能で、さらに高い山(DEF+2 回避+40)に上がれるため、終盤に大挙して登場するドラゴンマスターに対して大立ち回りをすることが可能。
少しでも確実に当てたいなら「秘伝の書」を使うのもよいだろう。正直、焼け石に水だが。
それまでの斧歩兵系の弱さやシビアなゲーム性から「命中が低いユニット=確実性に欠ける上弱い」という風潮があった当時としては大変癖の強いユニットであったが、余裕を持った運用をする限りは不安定さを補って余りある活躍をしてくれる。命中に大きな大きな不安を抱えながらも尚強く、ギースと共にバーサーカーというクラスの個性を確立し、命中が信用ならないユニットを活かす戦術を作り出した、FE史に残る重要なキャラクターの一人である。
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最終更新:2025/12/23(火) 15:00
最終更新:2025/12/23(火) 14:00
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