ジャイアンツコーズウェイ 単語


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ジャイアンツコーズウェイ

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ジャイアンツコーズウェイ(英:Giant's Causeway)とは

1. 北アイルランドにある世界自然遺産。火山活動によってできた奇妙かつ豪壮さを感じさせる列石群である。当地の神話であるケルト神話の大英雄フィン・マックールがスコットランドに攻め入る時に作ったといわれる。

2.上記した世界遺産から名前を頂いた競走馬。本稿で詳述する。

概要

父はアメリカが生んだ早熟の星・Storm Cat、母は彼女のエピソードを書くだけで大百科の項目ができてしまう、ハリウッド映画の「夢駆ける馬ドリーマー」の主役・ソーニャドールのモデルにもなったMariah's Storm、母父Rahyという良血である。
母が大活躍し引退後クールモアグループの牧場に買われたこともあり、彼もクールモアのエース候補として育成されるようになった。 

父が仕上がりの早さに定評があるだけあり、デビューも早く2歳の夏、1999年の7月にデビュー。7馬身ぶっちぎって圧勝すると次走でGⅢを制覇し重賞タイトルを獲得。その次走でフランスのGⅠサラマンドル賞を勝利し無敗のGⅠ馬となった。
しかし2歳戦線では同じクールモア所属の同輩であり、圧倒的内容で無敗街道を驀進中だったファスリエフがいたため、各国ギニー路線を行く彼は直接対決で勝たない限りトップにはなれないと思われたのだが、
ファスリエフがサラマンドル賞の頃に致命的骨折を発症し引退・種牡馬入りしてしまったため、自動的にクールモアのこのギニー路線筆頭格に繰り上がった。
ちなみにファスリエフ、初年度産駒勝ち上がりの世界記録を作るなど種牡馬入り後すぐは絶好調だったがその後尻すぼみになり現在は日本で種牡馬生活をしている。 

3歳春の始動戦は古馬混合戦だったが古馬を一蹴し英2000ギニーへ。センスよく抜け出し後続をきっちり抑え込む…かに見えたのだが、ケタ違いの瞬発力で並ぶ間もなく駆け抜けたキングスベスト(2013年は日本で種牡馬生活)の末脚に屈し2着に終わる。
アイルランド2000ギニーで捲土重来を期すも、末脚を過度に警戒したか不良馬場が災いしたか今度はバチアーの逃げを捉えられず2着。 このままでは終われないとギニー路線の総決算セントジェームズパレスステークスに出走。
今度は逃げたバチアーを叩き潰すも、後続が猛追し一瞬抜かれたがど根性で差し返しGⅠ2勝目を挙げる。ここから、欧州世紀末の伝説が始まる。 
続くレースは中距離戦線夏のビッグタイトルの一つエクリプスステークス。ゴドルフィンが英ダービー2着馬Sakheeと売り出し中のファンタスティックライトを
アガカーン陣営がやはり売り出し中のKalanisi、ニアルコスファミリーが日本生まれのShivaを送り込むなど当時のオールスター的出走馬となった。
レースはペースメーカーが引っ張りつつの激戦となり、直線SakheeとShivaをねじ伏せ抜け出すが外からKalanisiが凄まじい末脚で強襲。このまま千切るかと思われたのだが
彼のど根性が物理法則でも捻じ曲げたのか、Kalanisiは2着に破れていた。ジャイアンツコーズウェイ大勝利である。
この次走はマイルのサセックスステークス。ここもDansili(Rail Link、ハービンジャーの父) の追い込みを待ち構えて叩き合いに持ち込み勝利。極東の歌劇王よろしく僅差圧勝で勝ち鞍を積み重ねていく。
英インターナショナルステークスでは離れて追い込む策をとってリベンジを期したKalanisiに音を上げさせ、寄ってきたところを根性で叩き潰しGⅠ4連勝。 
続くアイルランドチャンピオンステークスでは出走予定だったクールモアの古馬エースモンジューが不調で回避し、その名代として調整不足ながら強行出走。
ここではデットーリとBest of the Bestsが超ロングスパートで並ばせない策を取りにいったところに付いて行き、きっちり競り落としGⅠ5連勝。
当時の欧州記録であるミルリーフのGⅠ6連勝の更新を期待されるようになった。

ちなみにこの5連勝、起点が6/20→7/8→8/2→8/22→9/9とわずか12週の中でGⅠばかり5戦して5連勝、しかも一切使い減りする様子もなしというすさまじさであった。
この様から、畏敬の念を込めて付けられたあだ名が彼の代名詞ともいえる"The Iron Horse(鉄の馬)"。 彼もセクレタリアトのようにガソリンが血の代わりに流れているのではなかろうかと軽口も叩きたくなるほどの、一線級のGⅠを走る競走馬らしからぬ頑健さを誇った。

そして中14日で秋のマイル王決戦クイーンエリザベスⅡ世ステークスに向かう。相変わらず使い方が無茶だが一切意に介さず抜け出すも、直線コースの大外ラチ沿いを並んでたまるかとばかりにたった一頭爆走したObservatoryに半馬身先着を許し、連勝が止まった。
キングスベストもObservatoryもミスタープロスペクター系の父を持つ馬で、キレという点では彼らに一歩遅れを取ってしまうようである。
その後、久々にゆっくり立て直し、アメリカの大一番であるブリーダーズカップクラシックへ。メンツが凄まじいことになっていた20世紀最後のブリーダーズカップクラシックで、初ダートながら実績と血統から3番人気を背負った。ちなみにこの時の一番人気は当年のケンタッキーダービー馬フサイチペガサスである。 
レースは2番手から抜けだしたティズナウを3番手から急襲。並びかけて得意の叩き合いに持ち込む。コレを見たジャイアンツコーズウェイを知る全世界の競馬ファンは「ティズナウとかいう奴も頑張ってるけどここまでだな、彼の根性に勝てるはずはない、叩き合いからの敗北でおしまいだ」 と思ったことであろう。
しかし、この年限りでの引退が決まっていたジャイアンツコーズウェイは最後の最後で、瞬発力による出し抜けっぽい手段ではなく、得意の叩き合いで完全な敗北を喫することになった。
あらゆる強豪を並びかけられれば根性でねじ伏せてきた彼が逆に完全にねじ伏せられ2着。しかし初ダートを克服したため彼の評価には傷は付かなかった。 
この後、ティズナウは前人未到のブリーダーズカップクラシック連覇を達成し引退。ティズナウもまた凄まじい馬だと世間は知ることになったのだが、それはまた別の話。 

引退後は種牡馬となり、世界中でGⅠ勝ち馬を輩出。後継もShamardalがLope des Vegaを輩出するなど順調でStorm Catのサイアーラインを広げる存在として活躍中。
父の直仔がGⅠに届かなかった日本でも、エイシンアポロンがGⅠを勝ち、スズカコーズウェイ、エーシンジーラインが重賞を獲得するなど適応力の高さを見せている。 
ただ大物感のある産駒は初年度産駒のShamardalくらいで最近はやや頭打ち気味にも感じるが、彼のような鋼の肉体と心を兼ね備えた存在を輩出することはできるであろうか。

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関連項目

  • ティズナウ
  • ファンタスティックライト
  • テイエムオペラオー
  • 競走馬の一覧
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