ゼルダの伝説 スカイウォードソード 単語


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ゼルダノデンセツスカイウォードソード

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ロフトバードに乗り、大空を飛ぶリンク(byはやしゅー氏)

ゼルダの伝説 スカイウォードソードとは、2011年11月23日に任天堂より発売のゼルダの伝説シリーズ最新作である。
対応ハードはWii。また、Wiiモーション+専用ソフトでもある。

概要

2008年に開発中と言及され、2009年に一枚のイメージイラストが公開、2010年にE3にてPVが公開され、会場で体験版をプレイすることが出来た。
「トワイライトプリンセス」と「風のタクト」を足して2で割ったような、リアル等身のアニメ調なグラフィックと、モーション+を生かした体感操作が特徴。グラフィックは他にもディズニーっぽいとも、「神々のトライフォース」を3Dにしたようだとも形容される。
発売時にはWiiリモコンプラスと25周年オーケストラコンサートスペシャルCDが入った同梱版が発売された。
リモコンの色はゼルダ仕様の金色である(実際は黄土色に近い)。
Wiiリモコンプラス付きセットは数量限定、CD同梱版は年内出荷のみなのでお早めに。

世界観

天空に浮かぶ島、スカイロフトとその下にある地上を舞台とする。スカイロフトの下は地上が全く見えないほどの雲に覆われており、周りには小さな島や岩が浮いている。地上は魔族が支配している模様。
空にあるということか、人々は巨大な鳥を使って移動している。その乗り方が命知らずで、何と島の端にある崖からタイブし、それを鳥がキャッチする。失敗すれば命を落としかねない明らかな危険行為であり、人々はそれだけ鳥のコトを信頼していることが伺える。(ちなみに鳥にキャッチして貰えなかった場合は島の周りを巡回している人たちに救ってもらえる。)
これだけならいつものゼルダ(?)なのだが、E3 2010の時点で「時オカより数百年前の話」「マスターソードの誕生が明かされる。」「遊びの密度を高めたい。」と語られており、ユーザーの期待は高まっていった。
そして『ニンテンドードリーム』2011年8月号のインタビューで衝撃の事実が判明した。
何と今回のゼルダは「学園物」の要素が入っているという。
「悪の親玉を倒し、世界を救うストーリー」が基本のゼルダで、「学園物」ということに衝撃を受けたユーザーは多いのではなかろうか。
さらに「フィールドが狭い分、ゲームの進行でフィールドが変化していく」「スカイロフトでは様々なイベントが発生する」と語られている

評価

ゲーム雑誌などのレビューではかなり評価が高い。どれぐらいかというとIGNやファミ通を始めとするサイトや雑誌で満点を連発、
挙句には「時オカを超えた。」と評価するレビュアーまで出てきた。

そのあまりにも高い評価を受けて「社長が訊く 何百時間も『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』を
遊んだ人達編」が出来たほどである。

ただ、このゲーム、進行不能になるバグが存在する。詳しくはこちら。
普通にプレイしていればまずこのバグは発生はしない、万が一進行不能になったらリンク先のやり方で対処を推奨

ストーリー

騎士学校に通うリンクは学校の課題試験でもあるイベント、「鳥乗りの儀」に参加する。この試験は鳥との絆が試され、優勝すればゼルダからプレゼントを貰える大事な日であった。しかし、大いなる運命が2人に訪れる。
聖なる剣の精霊ファイに導かれ、リンクはまだ見ぬ雲の下の世界へと向かうことになる。

登場人物

リンク

ご存知主人公。念の為に言っておくがゼルダという名前ではない。
スカイロフトに住む少年であり、騎士を養成している寄宿学校に通っている。
ある日、失踪したゼルダを探すために存在すら知らなかった地上に降り立つことになる。

ゼルダ

ヒロイン。シリーズ初のお姫様でないゼルダであり、これまでの幼馴染ポジションに当たるリンクの友人。
髪型は前髪パッツンで、これまでのゼルダと容姿の共通点が少なく、最初は誰なのかわからなかった人もいる模様。
ニコニコ動画ではカワイイともっぱらの評判。「トワプリ」と同じくスタイルも抜群である。
リンクと同じく寄宿学校に通っている。クラスメートにも好かれているが、本人はリンクのことを好いている模様。ある日、竜巻に巻き込まれて失踪する。

ファイ

シリーズ恒例のナビゲーター。リンクの持つ剣の精霊。
感情も性別も存在せず、いかなる状況でも物事を機械的に判断する。
2009年のイメージイラストに描かれていたのはこのファイである。

ギラヒム

今作の悪役であり、リンクのライバル的存在。
詳細はギラヒムの記事を参考して頂くとして、一言で表すとキモくて強い。
カッコいいかどうかはプレイヤーの判断に委ねる。

ロフトバード

シリーズ恒例となりつつある乗り物。スカイロフトの人々が使用する鳥。
その姿からニコニコ動画ではハシビロコウと呼ばれる。
リンクが乗る赤い鳥は幻の紅族と呼ばれる鳥であり、地上とスカイロフトを行き来する力を持つ。
正式名称は「ファミ通」のニコニコ生放送にて判明。

テリー

トゥーン系のゼルダでお馴染みの登場人物。まさかのスカイウォードソードに登場である。
今回も商人で喋り方も相変わらずだが、今までの3頭身から8頭身に変わり、更に空が舞台ということからか船には乗っておらず、代わりに飛行船を使っている。
自転車が動力のようで、走りながらリンクの応対をする。

バド

リンクが通っている学校のクラスメート。ゼルダがリンクに好意を抱いていることと特別な鳥を所有していることに嫉妬して、リンクに悪だくみを仕掛けてくる。「時オカ」のミドのポジションに当たる人物だが、かなりの悪人面である。 

ゲポラ校長

リンクが通う騎士学校の校長で、ゼルダの父親。顔が「時オカ」に登場したフクロウ、ケポラ・ゲボラにそっくりであるため、何らかの関連が予想されている。

謎の女性

PVに出てくる謎の女性。ゼルダの身を守っているようだが…。

ボコブリン

本作の主要なザコ敵。様々な場所で悪事を働いている。そのため出会う機会が非常に多い。かなり賢く、リンクの剣攻撃を余裕で防いだり、リーダー格がいたり、リーダーが仲間を集めたりする。・・・が、ファイからは知能が低いと馬鹿にされている。ちなみにパンツに執着しているらしい。

本作のシステム

今作は従来の「ゼルダ」に存在しなかった要素が多い。
特に剣の操作性はモーション+により格段に上がっており、「スカイウォードソード」のタイトルにある通り、重要な要素になっている。

システムの変更点、追加点は非常に多岐に及ぶ(この項目はかなり長いが、これでもまだ書ききれていない)が、

  • Wiiモーション+による快適な操作の実現。
  • これまでのゼルダで「お約束」だった部分の見直し。
  • サブイベントなどの機能化。

の三つが中心となっている。

剣を自由な方向に振り回せる。
従来の「ゼルダ」にも縦斬り、横斬りと剣の方向を操作できたが、あまり重要な要素ではなかった。
今作では剣を様々な形に構えられ、自由な方向で斬ることが出来、相手もそれに合わせて防御してくる。
そのため斬る方向を考えて剣を操作する必要がある。なお、勘違いされやすいが「突き」も出来る。
一方、「トワプリ」の奥義システムはなくなっており、必殺技といえるのは以下の4つの剣技のみとなっている。 下記の盾アタックを含めれば5つ。

  • 回転斬り
    シリーズお馴染みのリンクの必殺技。今回は「夢をみる島」以来の縦回転斬りが存在する。
    リモコンとヌンチャクの同時振りで放つ。今作ではスタミナによる使用の制限がある。(後述)
  • ジャンプ斬り
    ジャンプして強力な攻撃を行う3Dゼルダお馴染みの技。従来の注目中のAボタンからダッシュしている最中にリモコンを振る形に変更された。Z注目中のステップ中に振ることでも発動できる。
  • スカイウォード
    いわゆるソードビーム。剣を頭上に掲げることで溜めを行った後、剣を振ることでビームを放つ。溜めた後の剣の振り方によってバリエーションが存在し、溜めの後に突きを行うことで2D作品のようなビームを放ったり、回転斬りに纏わせて大回転斬りのようなこともできる。
    2D作品に良く出てくる技だが、3D作品ではどういうわけか「ムジュラ」の鬼神リンクのみしか使用出来た事がなく、通常状態のリンクでは初となる。
    開発中の動画では一度振った剣を暫く止めることで溜めを行なっていた。
    2011年9月13日のカンファレンスでは謎解きでも使うシーンが紹介された。
  • とどめ
    「トワプリ」に存在したジャンプして敵を突き刺して文字通り止めを刺す技。
    「トワプリ」では相手を吹き飛ばした後、Aボタンで行う技だったが、Z注目した相手に対し、Wiiリモコンとヌンチャクの同時振りする形に変更された。

また、多くのアイテムがZ注目中のオートエイムがなくなっている。これらの要素から多くのゲームに見られるような大量の必殺技や魔法を扱う物とは全く違う、ファミコンのゲームや初期の格闘ゲームのようにシンプルでスッキリとしたものに仕上がっている。

ダウジング
ファイの力を利用してゼルダやアイテムを探し出すことが出来る。使用する際は一人称視点になり、ポインタで探索対象を探す。対象が近くなるとポインタが点滅する仕組みである。

盾の耐久値追加
従来の「ゼルダ」では盾は非常に強力な防具であり、金属製ともなれば、一度構えれば一部の攻撃を除き、ほぼ全ての攻撃を防御できるほどであった。
しかし、今作では構えても敵の攻撃によっては仰け反って構えを解かれ、隙だらけになってしまう。
代わりに盾をヌンチャクを使って相手の攻撃に合わせて振ることにより、敵の隙を晒すことが出来る。
(「月華の剣士」の弾きや「ソウルキャリバー」シリーズのガードインパクトに近い。)
ただし失敗した場合盾の耐久値が減り、最終的には壊れる。だが、修理に出せば耐久値を回復することができる。
技の名称は盾アタックだが「トワプリ」と異なり敵の攻撃に合わせないと隙をさらすことは出来ず、
兜割りをすることもできない。代わりに成功した時に敵が隙をさらす時間は「トワプリ」より遥かに長い。 

モーション+を用いたメニュー
今作のアイテムを選択するメニューはリング上に表示され、リモコンを傾けて選択する形になっている。
かなり便利だが、使用している間にも移動が可能で時間も進んでいく。
そのため、戦っている最中に使うとダメージを受ける可能性がある。
通常のアイテムを使用するメニューと空き瓶や盾を使用するためのメニューの2つが存在する。
空き瓶や盾を使用するためのメニューは改造したり、持てる持ち物を増やしたりすることが出来る(後述)

がんばりゲージ
云わばスタミナゲージ。ダッシュや回転斬りなどの行動で消費する、使い過ぎるとバテてしまう。
がんばりゲージは使用すると表示され、使用を止めるとすぐに回復する。

ダッシュ
今回の「ゼルダ」ではダッシュすることが出来る。
「今までもスティックを最大に倒せばダッシュしたじゃん。」と思ってはいけない。そんな遅い走りではないのだ。(そもそも従来作ではただスティックを最大に倒すだけより早い移動方法があったので、走っていたと思ってもいなかった人が殆どなのでは・・・。)
これを使うことで、通常では上がれない急な坂を上がることができる、普通では届かない少し高い壁を登る、それを応用し大きな盾を持った敵を踏みつけ背後に回る、などの特殊アクションが存在するのである。

なお2Dゼルダでもダッシュによる特殊アクションが存在したが、3Dゼルダでは今作が初となった。

精神世界 サイレン
ある場所に剣を刺すと行くことが出来る世界。「心の試練」という設定である。
通常のフィールドが薄暗くなった形である。この世界ではリンクは無防備で、攻撃が出来ない。
その状況で「ガーディアン」と呼ばれる敵を避けつつ、「精霊の雫」というアイテムを集めなければならない。

鳥に乗っての飛行
リモコンを用いた操作で鳥に乗って空を飛ぶことが出来る。街の上空を飛ぶことも出来る模様。
他にもミニゲームをしたり、空を舞う敵を追いかける等、様々なシチュエーションを楽しむことが出来る。
スカイロフトと地上との行き来も鳥を使うのだが、地上やスカイロフトの島にに降りる時は鳥と共に降りるのではなく、鳥から降りてスカイダイビングする。スカイロフトに戻る際は石像に来るのだが、戻ろうとすると突如何もない上空にぶっ飛ばされ、その状態で鳥を呼ぶ。

アイテムの強化
敵を倒すことで入手できるアイテムや捕まえた虫を持って専用の店に行くと、 アイテムを強化することが出来る。
ストーリーを進める上で必ずしアイテムを強化する必要はないが、強化すればストーリーの進行が楽になるので是非強化したい。
宮本茂氏によれば今作の重要な要素の一つのこと。

冒険ポーチ
今作では薬や盾などの消耗品や特殊なアイテムを入れるポーチが存在する。
入れておけるアイテムの数には制限がある。入れて置けるアイテムの数はポーチを集めることで増やすことが出来る。
これによって「大量の薬でタフなリンク」「お宝集めが得意なリンク」といった、自分だけのリンクを作ることが出来る。

昼夜システムの変更
今までの3Dゼルダでは時間が経つにつれて昼夜が変化したが、今作では存在しない。
代わりにスカイロフトの住居で寝ることにより夜に移行する。夜の時間では鳥を呼ぶことができない。

リモコンを用いた体感操作
これまでの「ゼルダ」には無かった操作が存在する。また、従来の「ゼルダ」ではボタンとスティックを使用した操作がリモコンを使用した物に変わっている操作もある。
例として、

  • 回転アタックはボタンからダッシュした後ヌンチャクを振る操作に変更。
  • 主観視点のカメラ操作がスティックからリモコンを動かすものに変更。
  • 綱渡りをする時はリモコンを使ってバランスを取る必要がある。
  • 水中での泳ぎの操作がAボタンとリモコンを用いたものに変更。

など。この他にも大量に存在し、中にはミニゲーム並みに作り込まれた物もある。

その他
どれも「時のオカリナ3DS」に存在したシステムである。

  • ボス戦用バトル。荒修行と呼ばれる物でクリア後に行える。
  • 謎解きのヒント映像
  • 辛口モード。云わば“裏ゼルダ”で、敵から受けるダメージが2倍になり、ハートが一切出ない。
    代わりにスカイウォード(ソードビーム)の威力が初めから最大になり、お宝を1周目から引き継げる。

アイテム

今回もシリーズ同様に沢山の種類のアイテムが存在する。今作のアイテム名はこれまでと違い、「勇者の弓」「疾風のブーメラン」といったような○○の××という形ではない。
宮本茂氏曰く、ほどんとのアイテムがAボタンだけで使えるようになり、慣れれば非常に快適とのこと。


リンクの基本装備。今作ではこれまでの「ゼルダ」以上に物語で重要な役割を占める。


剣と同じく、リンクの基本装備。今作では前述のように弱体化している。今作では木製や金属製など様々な種類が存在する。
盾と空き瓶専用のアイテムメニューで盾を装備から外せる。アイテムを用いて盾を強化することも出来、それによって姿が変わっていく。
盾の耐久値が減らない、壊れないべらぼうに強い盾も存在する。 

ビートル
虫のような形をしたロボット。手にセットして飛ばすという形で使用する。飛ばすとビートルの視点に変更され、しばらくの間空を飛ぶことが出来る。飛んでいる間はリモコンによって自由に操作可能。
偵察にアイテムのゲットに謎解きにと、かなり万能なアイテム。
本来はブーメランだったのだが、「自由に飛ぶ物体がブーメランか?」という疑問が生まれた事によって誕生したアイテム。
いわばブーメランの発展型であり、そのため今作ではブーメランは登場しない。
元々はロケットパンチであり、古代文明の設定を生み出すなどストーリーにも影響を与えた。
あれこれって仮面ライダーW

パチンコ
シリーズ四度目の登場となるアイテム。
Wii版「トワプリ」と同様にポインタで照準を合わせて撃つことが出来る。
今作では弓矢との差別化が計られていて、こちらは気絶が主でダメージは無い(キースのように、何かが当たれば何だろうと倒せるような敵なら倒すことはできる)。


構えてヌンチャクを引くことにより狙いを定めるという、「Wii Sports Resort」のアーチェリーによく似た操作方法で用いる。また落ちているハートを射つことで、ハートを壁に固定させることもできる。
多くの敵にダメージ与えられる飛び道具は今作ではこれだけ。さらに今回は攻撃力が非常に高く初期の弓でもマスターソード並の威力がある。

バクダン
今作は従来の投げる操作と転がす操作の2種類がある。転がすことによってしゃがまないと入れない穴のような場所に入れることもできる。さらに、バクダン袋から出したバクダンは手放さない限り火が点かない安心設計。また、バクダン花で取れるバクダンを袋にしまって自分の物にすることが可能になった。明らかに火が付いている物を袋に入れているが、突っ込んではいけない。

ムチ
先端についた光の玉で振り回すことで遠くのアイテムを取ったり、キース(コウモリの姿を見た雑魚敵)を一掃することが出来る。また「風タク」のカギづめロープのように物に引っ掛けて、足場から足場へ渡る事もできる。
ムチ本来のイメージからかけ離れた存在感と機能は、従来通りの「ゼルダ」らしさを体現しているといえる。
岩田社長の「ムチ、いいですよね」の危ない一言で採用が決まったらしい。

モグマグローブ
割れ目からルピーやハートを掘り出したり、特定の場所で穴を掘って地下通路に入ることが出来る。

クローショット
「トワプリ」で登場した、「ゼルダ」お馴染みのアイテムであるフックショットの進化版。今作では入手してすぐに2個同時使用が出来る。
基本的にこれまでとあまり変わっていないが、Wiiモーション+により使いやすくなったらしい。

まほうのツボ
風を起こして砂や敵を吹き飛ばすことが出来る。今作のディレクター、藤林秀麿氏お気に入りのアイテム。
魔法の壷が好きな理由は「なんでも出来るから」とのことだが、今作では吹き飛ばすことだけに的を絞っている。
理由は社長が訊くを参照のこと(後述するようにネタバレの危険性大なので、プレイ後の閲覧を推奨)。

パラショール
地上に降りる際にパラシュートのように使ったり、風が地面から吹き出ている場所で一気に上に行ったり出来る。
高いところから降りるときパラショールを使わないとダメージを受けてしまうので注意。
このアイテムは通常のアイテムメニューでいつでも使用できるアイテムではなく、使える状況になった際にBボタンの
アイコンが装備していたアイテムからパラショールへ切り替わった際に使用できる。

ムシとりアミ
名前通り、虫を捕まえることが出来る。行商人から手に入れるらしい。「神トラ」のように敵の魔法を撥ね返せるかは不明。
捕まえた虫は専門の店に行くことで、何と調合して空き瓶に入れる薬の材料に出来る。

お宝
前述のように虫は薬の材料になる(正確には元からある薬を強化できる)のだが、他にも盾やパチンコなどを強化するためのアイテムが存在する。敵を倒したりすることで入手できる。

空き瓶
シリーズお馴染みの様々なアイテムを詰め込める便利アイテム。
基本的には飲んで使用する回復アイテムを入れておくことが多く、「スカイウォードソード」でもそれは変わらない模様。
これまでより多くの空き瓶を装備できるが、ヌルゲーだと思ってはいけない。
なんと飲んでいる間に時間が止まらないのである。代わりに飲みながら移動できる。行儀が悪い。
そのためこれまでと違い、飲んでいる間も敵の行動に警戒して逃げる必要がある。

ハープ
シリーズお馴染みの楽器。今作では歩きながら弾くことが出来る。
一体何に使うのか・・・、それは自分の目で確かみてみろ!
ちなみにED後のスタッフロール中でも弾くことができる。 

ダンジョン概略

多分にネタバレを含んでいるので注意。

本作には一応7つのメインダンジョンがあるが、過去作と大きく違うのが「フィールドもダンジョン並みに入り組んでいる」ということ。本作には「フィローネの森」、「オルディン火山」、「ラネール砂漠」の3つの地域が存在するが、どの場所にも平原のような何もない場所はほとんどなく、常に持てるアイテムと知識をフルに使って謎を解いていくことになる(しっかりやっていれば各所にショートカットポイントを作り、移動の手間を省くことは可能)。

同じ地域であってもアイテムを手に入れるごとに移動範囲は大きく広がって行き、何度も同じ場所を行き来しながら毎回違う姿を見せることが「濃密ゼルダ」の由縁である。

ダンジョン名 概要
天望の神殿 フィローネの森の奥にあるダンジョン。
森の雰囲気とは打って変わり、内部はキノコや蜘蛛がうようよするじめじめした空間。
最初のダンジョンだけあって難しい仕掛けはほとんどない、チュートリアル的ダンジョン。
ここで手に入るビートルは後の冒険で大活躍してくれるが、
そのダンジョンで手に入るアイテムを、ボス戦で一切使わない」という珍しいアイテムでもある。
ボスは後に何度も剣を交える「魔族長ギラヒム」。
剣の操作に慣れていない序盤ではかなりの強敵だが、
彼を倒せた時には本作の操作のキモを掴んでいるだろう。
ちなみにストーリー中盤で、ちょっとしたお使いのためにもう一度訪れる。
大地の神殿 オルディン火山の山頂にそびえる、シリーズお馴染みの溶岩ダンジョン。
入る前には火山各所に散らばる5つの鍵を集める必要がある。
内部では橋をかけたり玉乗りをしたりと、あの手この手で溶岩を乗り越えながら進んでいく。
ここで手に入るのは、モグマ族のテツからもらえるバクダン袋。
バクダン花を携帯できるようになるので、隠された通路から大回りして奥へ進んでいこう。
ボスはギラヒムに魂を吹き込まれた岩石「獄炎大岩ベラ・ダーマ」。
熟練ユーザーなら見た瞬間に攻略法が解るタイプのボス。さあ、吸い込ませよう。
ラネール錬石場 ラネール砂漠の中央に眠る巨大な工場。砂漠全体を使った暗号を解くことで出現する。
「時空石」という、一定範囲を過去に遡らせる不思議な石を駆使して、
現在と過去を切り替えながら進んでいく。
荒廃した砂漠と、機械だらけの超古代文明が同居する不思議な雰囲気のダンジョン。
ビーモス、アモスといったシリーズお馴染みの敵が、これまでとまるで違う姿で登場する。
アイテムは魔法のつぼ。あちこちの風車を回したり、砂を吹き飛ばしたりに使うが、
ぶっちゃけこのダンジョン直前でパワーアップするビートル先生の方が今後の冒険で遙かに役立つ。
ボスは「千年降格虫千年甲殻蟲モルドガット」。通称荒修業の癒し。
ここをクリアすれば、待望のゼルダとの再開が待っている、のだが……。
古の大石窟 フロルの炎が眠る、ハイリア湖の奥に存在する巨大な洞窟。
内部は大量の水に蓮の花が咲き乱れ、中心には巨大な大仏さまがそびえる極楽浄土のような場所。
だが、その地下には恐ろしい地獄が……。中には芥川龍之介「蜘蛛の糸」のオマージュも。
ここに挑む前に手に入る、水に潜れるようになる水龍様のウロコと、途中で手に入るムチを使って、
水の中をどんどん進んでいこう。
ボスはギラヒムに魂を吹き込まれた仏像「魔触神器ダ・イルオーマ」。
なかなかトリッキーな倒し方をする敵で、本作のボス中でも人気が高い。つうかその剣よこせ
砂上船 かつて海だった広大な砂漠「ラネール砂海」に浮かぶ、ネールの炎を守る幽霊船。
入る前にはクローショットを手に入れたうえで、
「船長の家」「造船所」「海賊の本拠地」という3つものミニダンジョンをクリアする必要がある。
元はクックボ船長の持ち物だったが海賊に占拠されたまま滅んでおり、
現在と過去を切り替えながら、船を海賊から奪還するのも目的の一つとなる。
ここで手に入るのは物語も後半になってようやく登場の弓矢。
本作の弓矢はべらぼうに威力が高いので、仕掛けにも敵にもガンガン使っていこう。
ボスはイカ娘「古代海獣ダイダゴス」。
古の大祭殿 オルディン火山の山頂奥地に存在する、ディンの炎を祀る神殿。
耐熱イヤリングがないとあっという間に焼死してしまう超高温の地。
「水の実」という大量の水を含んだ木の実を使って溶岩を固めたり、
道中でモグマ族からもらえるホリホリグローブで地下を行きながら道を開いていく。
ボスは二度目の直接対決となる、容姿端麗眉目秀麗な変態「魔族長ギラヒム」。
これまで鍛え上げた剣技の全てをぶつけないと勝てないだろう強敵。
長丁場のダンジョンであり、全ダンジョンで唯一ボス直前に空へ帰ることが出来る。
準備を整えてから宿敵に挑もう。
空の塔 スカイロフトに隠されていた、トライフォースが眠る塔。
フロア全体がパズルになっていて、配置を操作しながら3つのトライフォースを集める。
仕掛けは全てこれまでの総決算であり、ラストダンジョンながら難易度自体はそう高くない。
ボスもいないが、ここをクリアすることによりついに最終決戦の幕が開く。

関連動画

PV

社長が訊く

プレイ動画

ニコニコ動画にある分で物足りないという人は、YouTubeに大量に動画が投稿されているのでそちらも参照。

PVを逆再生すると…

ニンテンドー3DSカンファレンス2011

その他

公式サイトの動画(海外版含む)

ネタバレ多数なので注意。

開発秘話

「スカイウォードソード」は非常に難産なソフトであり、100人を超えるスタッフが参加し、開発に5年かかった。
さらに初めはWiiリモコンの周辺機器であるWiiモーション+を用いて開発していたが、あまりの難しさに諦めてしまい、通常のWiiリモコンを使っての開発がスタートしたが、宮本茂氏の策略「Wii Sports Resort」のプロデューサーの助言により、再びWiiモーション+を使用することになった。
おそらくゼルダ史上、一番難産のソフトであろう。Wii U版のゼルダがこうならないことを祈る。

「ファミ通」の宮本茂氏のインタビューで、「Wiiモーション+の基礎研究に2年、実際の開発は3年」と明かされた。
なのでWii Uの「ゼルダ」は余程のことが無い限り、今作ほど難産になることは無さそうである。
(HDに関してはそれほど心配ない、と岩田社長が株主の質疑応答で語っている。その証拠として、短期間で作ったWii Uのリアルタイムデモがある。下記の動画参照。)



どうやら岩田社長は開発時間がかかりすぎたことを相当気に病んでいたらしく、社長が訊くで愚痴を漏らし、青沼氏と藤林氏が「すみません!」と陳謝した。WiiUのゼルダは相当早く出そうである。(藤林氏は「今度は3年で作る」と明言。)
ちなみにゼルダは「時オカ」以降、リメイクや外伝を除くと四年の周期で発売されている。
(時オカ:1998年 風タク:2002年 トワプリ:2006年 ちなみに時オカの開発時間は3年だが、神トラから7年、夢島から5年経っている。)
もし二人を始めとするゼルダスタッフ(と宮本氏を始めとするWiiモーション+を使えと二人に圧力をかけた社員達)がきちんと反省して開発が順調に進んだ場合、次のゼルダは2014年から2015年になると予想される。
「開発時間少なくて大丈夫か?」と心配になるが、マリオを作っているチームがスーパーマリオ3Dランドを短期間であるにも関わらず、(少なくとも筆者の視点から見て)かなり完成度の高い物に仕上げたので頑張って欲しいところである。

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

制作スタッフ

青沼英二 
藤林秀麿 
宮本茂  
岩田聡 

※記事がある人物のみ

関連項目

  • 任天堂
  • ゼルダの伝説シリーズ
  • Wii
    • Wii Sports Resort

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