ポケットステーションとは、プレイステーションのメモリーカード型拡張アクセサリーである。略称は「ポケステ」。
1999年1月23日に発売開始。
PS1用メモリーカードとほぼ同等の大きさながら、単なるデータ記憶装置としての運用だけでなく、上下左右の方向ボタンと決定ボタンでミニゲームを楽しむこともできた。
PS版「ストリートファイターZERO3」など、ソフトによっては、本機のミニゲームのプレイ記録を反映させることで、キャラクターの育成加速、特殊アイテムの獲得といった特典を得られることもあった。
赤外線通信機能が搭載され、ポケステ同士で通信ができるのだが、実は一部タイトルでゲームボーイカラーに搭載されていた赤外線通信とも交信可能な要素があるものも存在した。これは現在でもあまり類を見ない他社ハード同士での通信である。
本機との連動を前面に押し出した「どこでもいっしょ」の爆発的ヒットにより、発売開始からしばらくは全国的に入手困難な状態が続いたが、その後は連動企画を活かしたヒット作に恵まれず、また当初連動予定のあったプレイステーション2で対応ソフトがほとんど発売されなかったこともあって、2002年7月に生産終了となった。
知名度の差から、用途が同じドリームキャストのビジュアルメモリが、悪く言えばパクリ品だと思っている人も少なくないが、実際には、DCの発売開始が1998年11月末と、約2ヶ月ほど早い点には注意が必要である。
2013年11月1日に、何の前触れもなく「謎のトラックを追え!!」という動画がプレイステーション公式サイトで公開された。内容は、「どこでもいっしょ」シリーズでおなじみのトロが乗った、「ごくひ」とドットで描かれたトラックが「ゲーム業界を揺るがす何か」を静岡の工場から品川のSCEに運ぶという動画だ。動画の最後では、ポケットステーションの起動音と共に「2013.11.5 PocketStationに関する重大発表があります。」というメッセージが確認できる。
ちなみにこの女性リポーターの豊島みちこ、同じくSONYのゲーム『SIREN』の実写動画に登場した同名の女性リポーターと酷似している。動画の途中で赤い水を飲んでいるのもその繋がりだろう。一種のセルフパロティかと思われる。
そして迎えた11月5日。
この日行われたPlayStation Vitaシステムソフトウェアのアップデートにて、ポケットステーションの機能を再現したアプリケーション「PocketStation for PlayStation Vita」の配信を始めることが発表された。まずは有料サービス「PS Plus」の利用者に向けて配信を開始、12月3日に一般配信を始める予定。
アプリ自体は無料で入手可能で、「どこでもいっしょ」と、拡張版にあたる「こねこもいっしょ」がパック化されて有償配信。また、ゲームアーカイブスで配信されていた、当時のポケステ対応ソフトたちの連動機能もVita内で再現されることとなった。対応ソフトについては、PS Store内に「ポケステ対応ソフト」の項目が新設されているので、そこで確認が可能。
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最終更新:2024/05/05(日) 00:00
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