機動武闘伝Gガンダムとは、1994年から1995年にかけて放映されたサンライズ制作のTVアニメである。
動画検索タグ → Gガンダム / 機動武闘伝Gガンダム or Gガンダム
| 監督 | 今川泰宏 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 五武冬史 |
| 音楽 | 田中公平 |
| 制作 | サンライズ |
| 製作 | サンライズ テレビ朝日 |
| 話数 | 49話 |
従来のガンダムシリーズとは、一線を画したロボット格闘アニメ。タイトルは勘違いされやすいが「機動武道伝Gガンダム」ではなく「機動武闘伝Gガンダム」が正しい。
機動武闘伝と記されるよう、ガンダムシリーズではあるが宇宙世紀シリーズとは独立した作品で、ガンダムシリーズ15周年記念作品でもあり、第1話の前に特別記念番組として第0話も放映された。
監督に今川泰宏、キャラクターのディテールの作成に、漫画家の島本和彦を使うなど熱血なストーリー展開が話題となった。出て来るモビルファイター(MF:Mobile Fighter)が全てガンダムの名である。
人類が宇宙に進出した未来世紀。地球では機動兵器モビルファイターによるスペースコロニー間の代理戦争「ガンダムファイト」が4年に一度行われていた。
このガンダムファイトに勝ち残った国は、次のガンダムファイトまでの4年間、コロニー国家の代表となるとともに、コロニー連合の主導権を手にすることが出来るのだった。
そして時は未来世紀60年。ガンダムファイト第13回大会において、ネオジャパン代表となったドモン・カッシュは愛機シャイニングガンダムを駆り大会に参加。同時に地球に降りているとされる兄キョウジ・カッシュを捕まえるために、パートナーであるレイン・ミカムラと共に、他国のガンダムと激しい戦いを繰り広げるのだった。
そもそもガンダムがなぜ格闘アニメになったかというと、監督を降ろされたガンダムの原作者・富野由悠季がスタッフに「今度のガンダムはプロレスしかやっちゃダメなんだからね!」と言ったせいとか。
(「ガンダム以外のガンプラが捕らぬ狸の皮算用を地で行っていたスポンサーが期待したほどには売れなくて、次のガンダムでは敵も味方もガンダムにしろというスポンサー命令が出た事で、富野由悠季がキレたから」という憶測、ウワサも放映当時にあった。)
従来のファンからの批判は特に多く、監督の今川が当時「いつか背中から刺されないだろうか」と不安に思うほどであったが[1]東方不敗マスターアジア登場からはその展開の面白さによって「これもありだよね」という者も出始め、また当時ガンダムを支えていたSDガンダム客層を上手くスライドさせることにも成功している。しかし売り上げは前半の大不評が足を引っ張って前作とどっこいに終わっている。
ただそうした背景はあっても、本作のおかげでいわゆるアナザーガンダムと呼ばれる非宇宙世紀系ガンダムシリーズ作品の世界観が受け入れられる余地ができ、将来を担う大量の新規客層の取り込みにも成功し、今日に至るまでガンダムシリーズが継続出来るようになった。
あの大河原御大も、「GがなかったらW以降のガンダムは生まれてなかったね!」と豪語するほど、ガンダムシリーズでは今もなお唯一の"ガンダムらしさという固定観念の破壊"を成し遂げており、全シリーズの中でも最大のターニングポイントとしての位置付けは大きい。
またあらすじの項目にもあるように、一見ただのプロレスに見える戦いの理由がコロニー国家間の代理戦争であったり、全ての人間が宇宙に移民できた訳ではなかったり、ガンダムファイトのために地球環境を汚染し続けることを快く思わない人物がいるなど、テーマの根底ではちゃんと従来のガンダムを踏襲している部分もある。
そして「欧米でガンダムと言えばファーストよりもGとWが真っ先にあがる」と、真偽のほどはともかく、そんな有名な話が生まれるくらい、欧米におけるガンダムシリーズの知名度を大幅に上げた。現在では平成ガンダムシリーズの主要作品と言える位置づけとなっている。
また、主人公の乗るシャイニングガンダムの必殺技・シャイニングフィンガーに見た目そのまんまに類似した武装が、後続ガンダムシリーズ作品のモビルスーツ(MS:Mobile Suit)である、『∀ガンダム』のターンXや『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のデスティニーガンダムに登場した。
最終回のドモンの告白は、監督である今川泰宏の当時の状況と合わせて鑑賞するとより深みが増す…かもしれない。
外伝作品がW程ではないが結構多く、本編中に起きたファイトの他、本編の後日談(14回大会)やサイ・サイシーをメインにしたもの等がある。
過去の第7回大会をコミックボンボンで漫画化した『ガンダムファイト7th』は、東方不敗や先代シャッフル同盟の若い頃を描いた作品としてそれなりに有名。主役機ヤマトガンダムはガンダムEXAにてシャイニングと戦ったりしている。
近年では2010年に、約15年ぶりのコミカライズ作品『超級!機動武闘伝Gガンダム』がガンダムエース誌上で連載していた(2016年10月号をもって完結)。島本和彦が作画を担当しており、基本的には原作のストーリーや作風を抑えつつも、かなりアレンジが加えられている。
特に決勝大会用にドモン以外の後期シャッフル同盟機が設定されたり、前期OPが完全再現されたりしている。見開き2P丸々使った大ゴマが多用されるなど迫力満点な作画も含め、とにかく“圧巻”の一言に尽きる。
作曲は田中公平。
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最終更新:2025/12/16(火) 03:00
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