「過つ業火に包まれて」とは、TaKU.KによるVOCALOIDオリジナル曲である。
概要
2020年1月5日投稿。曲はTaKU.Kが、マスタリングはutakoが、絵は房野聖が担当している。ボーカルは初音ミク。
『Re:ゼロから始める異世界生活』本編のパラレルの物語、『ゼロカラアヤマツイセカイセイカツ』のイメージソング。
歌詞
八十八回目の世界は既に見慣れ、正の字を書いた
軽忽な三人を戯れに刺して、潰して、首を絞めた
通りの喧燥に目をやれば、白銀が世界を閉じ込めた
その身を守るためならば、全てを捧げてやる
塵芥の命を投げつけど、届かぬ黒を退けた剣
妬み、荒み、そして憧れて 震え、涙が流れた
歪んで、過ちを重ねても、光は遠ざかっていく
それならば、この身を黒で染め上げよう
ほら、そうすれば、葬積めば、光が際立つだろう?
濁らずの黒瞳はもう、揺るがない
平伏していく、朽ちていく、恐れが毀れていく
過ちが何かすらも忘れていく
黒装束に身を包む 夢は恍やけて消え、
その後の地には草木も生えやしないだろう
重ねた死で下したるは怠惰 欠けた青、瓦解したみたいだ
利用価値があるものは全て、使って、刈って、縋った手を剥いだ
花を烙いて、強欲を焚いた 堕ちた青で最優を欠いた
理由無き破棄と廃棄で心が腐ろうとも
生き甲斐を無くした眼、屍の眼 罪、重ねていくのは君のため
縋る呪縛、運命にしがみ付く 君を眼に焼き付けるため
釦を掛け違え、履き違え、此処まで這って来たんだ、と
御仲間と書いて奴隷の群れを携えて、
此の冒涜の牢獄を幾度も巡るんだ、と
孤独なる観測者は吐くように呻く
寂れていく、草臥れていく、驕りが誇りを絶つ
徒花の腐った薫りが立ち込めていく
此処では無い異なる世界線へ行けたのなら
憧れ、焦がれた英傑になれたのか
燦燦と燃える 朦朧、途絶え、起点はもう変わることはない
煌々と傲傲の頂上で祝福を賜う 屍、束ねて剣を堕とす
全てを差し出して、君の元へ
世界を焼き焦がし、国揺らし、英傑を殺めて、
果てには君の手で討たれる男だ
その傲慢で、厚顔な様に呆れられたかな
結末に遺した言葉
愛してる
『死』が近づいて、しがみ付いて、暗い世界が抱きしめる
過ちを捧げて、愛に包まれて、
呼びかけに応えるように、消えた喉、震わす
君が拒んでも、君を忘れはしない
関連リンク
関連項目
- TaKU.K
- utako
- 房野聖
- VOCALOIDオリジナル曲の一覧
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