スウェン・カル・バヤンとは、アニメ機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER及び機動戦士ガンダムSEED_C.E.73ΔASTRAYの登場人物である。CV:小野大輔
概要
20歳。ナチュラルの男性。
地球連合軍第81独立機動群、通称「ファントムペイン」に所属するモビルスーツのパイロットで中尉。
乗機はGAT-X105E ストライクノワール及び素体であるストライクE、前身であるGAT-X105ストライク+I.W.S.P。
MSの操縦能力は高くナチュラルは勿論、設計としては旧式であるストライク系統の機体で、コーディネイターの操縦するパワー面で上回る最新鋭MS相手にも引けを取らない戦闘能力を持ち、応用力の高さで難敵と渡り合うこともできる。一部ではガン=カタなどと呼ばれているが彼の戦闘スタイルはそれほど奇抜なわけではない。
寡黙で自己を表現しない性格。
幼少時はそれなりに裕福な家庭で優しい両親と暮らしていた明るい少年だったが、事故で両親を失うと反コーディネイターを掲げるブルーコスモスの施設に入れられ過酷な洗脳教育と兵士としての厳しい訓練を受けさせられてファントムペインのMSパイロットになった。公式サイトでは"この教育によりコーディネイターに強い憎悪を抱く冷酷非情な戦闘マシンとなっている。"と記述されているが、劇中では何事も淡々と片付ける一方、上官からテロリストが潜んでいるという名目での難民キャンプのコーディネイター殲滅作戦を命令されるとためらいを見せるなど、むしろ周囲にいる反コーディネイター主義の者達とは異なる存在である。
子供の頃は天体観測を好み買ってもらった望遠鏡に目を輝かせるなどしており、今でも空にある種の想いを抱いている。
何事にも興味を示さない振る舞いをしているが、同僚であるミューディー・ホルクロフトが敵に襲われている姿を見た時は怒りを、同じくシャムス・コーザ機のシグナルがロストした時は動揺を見せ、乗機であるノワールが宇宙で投棄された時は何とも言えない表情をしていた。
ラストでセレーネ・マクグリフと眠りにつく彼は多くの人達が見せてくれた人間として当たり前の笑顔、優しさ、強さ、温かさを想い出していた。
任務外の時の娯楽で屈託ない笑顔を見せた同僚、
施設に向かって走り出したバスにいたたまれなくなって追いすがる女性、
ブルーコスモスの盟主につかみかかる教官、
そして両親。
彼がコーディネイター憎しの思想にとらわれていないのはこれらが根底にあるからだろう。
本編のエピローグであるコミック版にて、亡きエドモンド・デュクロの墓参りにセレーネと共に赴き、その際D.S.S.Dのテストパイロットに誘われる。スゥエンは当初命令とはいえ、難民やコーディネイターを虐殺した自身の過去から躊躇するが、セレーネの「生き残った人は、自分のやりたい事に責任を持つ」という説得(というより語り掛け)により幼少時の夢である星を追いかける事に思いを馳せ、本心を吐露。セレーネの誘いを受け、かつての夢に向かって歩き出した。
外伝である『ΔASTRAY』では、ストライクノワールで火星からの使者であるアグニス・ブラーエ駆るデルタアストレイと互角以上に渡りあい、ストライカーパックを駆使した戦術で核動力機であるデルタアストレイを撃破している。
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関連項目
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