トリックトラックリフトとは、「スーパードンキーコング」に登場するステージである。
概要
スーパードンキーコングのワールド5「カントリーファクトリー」に登場する2番目のコース。鉱山にあるリフトに乗って進んでいくのが特徴である。
このコースの前半ではリフトに乗りながらネッキー、ミニネッキーをかわしていき、後半ではジンガーやミニネッキーをかわしながら上から落ちてくる敵を対処していく事になる。
マンキーコングは倒せない位置にいるうえにディディーコングではクランプとクラッシャを踏めないため、ディディーだけでは厳しくなる。
トドメに、リフトに乗っている状態では操作キャラの交代が不可能。通常ステージで出来た臨機応変なキャラクターの入れ替えも実質封印された様な物になっている。
本コースは「マインカートコースター」「ジンガーのもり」に続く強制スクロールステージなのだが、前2ステージが基本的に「敵や障害物をかわしていく」という比較的単純な内容で成り立っていた。
それに対してこのコースは「基本的な操作方法自体は通常時と同様だが、その分ステージ内の雑魚敵を倒していく必要がある」という要素が加わる事によって、非常に狭い足場の上で様々な敵の攻撃を対処していく点が必要に。
結果的にワールド内の序盤ながら今作上位の難易度を誇るコースとなってプレイヤーに襲い掛かってくる。
ボーナスステージ・ワープポイントについて
ボーナスステージは「前半のリフトの降り場のすぐ近く」「後半のリフトに乗っている最中のノーティx2の近く」「ゴール直前のマンキーコングの下の足場(後述)」の3カ所にに隠されている。
上述の通り、ステージ自体は今作の中でも難しい部類に位置しているが、その反動かボーナスステージの発見難易度は低い。
また、ステージの最初にはゴール付近まで一気に移動が出来るワープポイントが隠されている。
ワープポイントについて
上述の通り、本コースでは最初のリフトの乗り場のすぐ近くにはゴール付近まで移動出来るワープバレルが隠されている。発見・入り方共に簡単な部類なので、どうしても苦手なら利用してしまう手もアリかも。
こう書くと、このコースのワープポイントは単に「入門者への救済用」に見えるのだが…
ワープを利用した大量残機稼ぎ
本コースにおけるワープポイントの真意は残機稼ぎポイントへの移動手段にある。
ゴール付近に存在しているボーナスステージは最大で3人までプレイヤー数を増やせるバルーンが景品に存在。一方でボーナスゲームの内容はスロットに近い形式なのだが、絵柄が絵柄だけにクリアが簡単。ある程度プレーして安定していれば確実に3upを獲得出来る。
加えて、ボーナスステージの入口のすぐ近くにはウィンキーのアニマルトークンも存在している。
とどのつまり、ボーナスステージとアニマルボーナスと併用する事によって、「ステージに入ったらゴール付近までワープ→アニマルトークンを回収(3つ揃えてアニマルボーナス)しつつボーナスで3up→出口からステージを出る→再びステージに入ってゴール付近までワープ+アニマルトークン回収…」を繰り返す事により大量に残機を稼ぐ事が出来る。
これにより、本コースは裏技を知っているかどうかで、同作屈指の難関ステージが絶好の残機稼ぎステージへと変貌を遂げる事に…
トリックトラックリフト2
ワールド6「やみのいりえ」の最初のコースでは続編となる「トリックトラックリフト2」が存在している。
このコースでは無印とは異なりリフトに燃料があり、燃料切れになった時点でクリア不可になる。足場に残った場合でもリフトの燃料がなくなったらミスになる。そのため燃料缶をほぼ必ず取らないとクリアできない。
前身となる無印の時点で非常に難しかったのだが、純粋に高難度だった無印の内容に加えて「先に進むためのアイテムのリソース管理」という要素が新たに加わる事によってプレイヤーも忙しくなりがちに。結果的に初代スーパードンキーコングの中でも十本の指に入るような屈指の高難度ステージへと変貌を遂げる事になった。
ちなみに、スーパーファミコン版における「やみのいりえ」では本コースの後に「あばれスピナーのがけ」「どくガストンネル」と、セーブポイントが利用可能になるまで高難度コースを連続して挑戦する事になる。とはいえ、ワールド4「ホワイトマウンテン」と比べるとセーブまで至るのに必要なステージの数が少ない分、大分マシに感じられるのは事実なのだが…
初代スーパードンキーコングのゲームボーイカラー移植である『ドンキーコング2001』ではリフトが小さくなっているため、原作よりも難しくなっている。本コースは非常に難しい事に定評があるのだが、2001を含む移植版では「コンティニューバレルなしで全てのステージをクリアせよ」という様な非常に厳しい制限が加わるモードでもプレイする事になる。難易度もいわずもがな。
本コースの唯一のボーナスはリフトのスタートした直後の曲がり角の下に隠されているのだが、明確なヒントがほぼ皆無である事から、通常のプレイではまず見つかるわけがない。
果たして攻略本を使わずにボーナスを発見出来た猛者は存在するのだろうか?
このボーナスステージの入口はあまりにも分からなさ過ぎたのか、『2001』では変更は無かったものの、ゲームボーイアドバンス版ではタル大砲の位置が「ジンガーのもり」の如く画面内にギリギリに収まる程度に変更。ここでようやく誰でもボーナスステージを必ず見つけられる様になったと言えよう。
余談だが、リフトの燃料が減少する際の音はソフトのバージョンによって異なる様子。
基本的には「カカッ」という様な軽い物が採用されているのだが、中には機械の様な物まで存在しているようだ。
関連ステージ
初代スーパードンキーコングの携帯機リメイクに当たる作品『スーパードンキーコングGB』に存在する3-3「リフト・アタック」はリフトの形状やルールから本コースを彷彿とさせる内容になっている。
だが、同コースのリフトは2001版よりも小さい事から非常に足場が悪い。
しかも、同作の画面には理不尽にミスになる仕様も存在しているので、只でさえ非常に難しいトリックトラックリフト及び2以上に難関のコースとされている。
みんなのトラウマ認定されているのは言うまでもない。
なお、同作では更に先にこのコースを更に難しくした様な内容の「空中迷路」が待ち構えていた事から、プレイヤー達は絶望したという…。
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