マグナムトルネードとは、爆走兄弟レッツ&ゴー!!に登場する必殺走法である。
概要
レッツ&ゴー!!のメインキャラである星馬豪の愛機、マグナムセイバー。しかし最高速を重視したセッティングのために安定性を欠く云わば「コーナーに弱い」という欠点を持っていた。
その欠点を克服するため豪はマグナムの名前の元になった銃のライフリング(アニメ版では野球のボールの回転)からヒントを得て「曲がらずに突っ切る」という逆転の発想のもと、「あえてコーナーでコースアウトさせ、その勢いでマグナムを回転させることによって安定した状態でその先のコースへ復帰させる」というショートカットを編み出した。
……コースアウトの時点で失格だろと言いたくなるが、実は公式の規定では「自分のレーン以外のところに落ちたとき」にコースアウトとなる[1]ため、自分のレーンに着地している限りはセーフだったりする。
以後このマグナムトルネードは豪の必殺走法として長きに渡って使われることになる。
マグナムセイバーの後継機「ビクトリーマグナム」・「サイクロンマグナム」のそれぞれでも同様のマグナムトルネードが可能。走行可能なまま軟着陸し、レースに戻るという地味な進化を遂げていた。
4世代型にあたる「ビートマグナム」では設計の問題から使用不可能に。かわりにボディの伸縮を利用した跳躍を行う「マグナムダイナマイト」を必殺技とするが、実機での再現性が低かったため、あまり取り沙汰されない。
(そもそも「ビートマグナム」は普通に走行するのすら困難であり、ボディを前後に分け、中央にスプリングを設けてやっと完成に漕ぎ着けたバケモノであった。もちろん、実機ではそんなことはないのでご安心を)
一方原作では「ビートマグナム」もマグナムトルネードを使用。マグナムトルネードの着地の反動とサスペンションを利用してもう一度マグナムトルネードをする「ドラゴンサスペンション・マグナムダイナマイト」という強化技まで登場した。
5代目マグナムの「ライトニングマグナム」でも使用しており、MAXの主人公豪樹も「ブレイジングマックス」で見よう見まねで「マックストルネード」を使っている。
派生技として、ソニックセイバーと腹合わせの状態になって回転する「ダブルトルネード」が存在するが、練習や打ち合わせなどの描写が一切なく突然使用した上に、かませ技に終わっている。
そういったヒーローの必殺技というイメージからか、実機で再現しようとして未成年としては破格のグレードアップパーツ・ボディ・シャーシを割った・曲げたの大失態を犯したレーサーは数多いだろう。
編者もコースアウトしては「トルネードだからノーカン!ノーカン!」と冗談を交わしながら遊んだ記憶がある。
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関連項目
脚注
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