マルチバース(ウルトラシリーズ)とは、ウルトラシリーズにおける設定である。
概要
量子力学において「自分が存在する宇宙以外にも別の宇宙が複数存在する」という「多次元宇宙(マルチバース)」という理論がある。もともとはマーベルやDCといったアメリカン・コミックなどで採用されていた設定であるが、ベリアル銀河帝国以降のウルトラシリーズでもこれらの要素を採用するようになった。
ウルトラシリーズの世界観は作品によって世界観が異なる場合がある。それらは別世界で壁を挟んで隣り合っているのが多次元宇宙(マルチバース)である。
既存のキャラが別の人生を歩んでいる「レベル3マルチバース」と世界そのものが全く異なり泡のように浮かぶ「レベル2マルチバース」があり、レベル2がレベル3を多く内包していて、レベル2の周囲にはかなり広い空間が広がっている。
この設定によって他の世界のウルトラマンと共演がしやすくなった。また、二次創作などにおいてもどの作品とクロスオーバーしても無理が無くなった。
主なレベル2
M78ワールド
「ウルトラQ」~「ウルトラマン80」、「ウルトラマンメビウス」の舞台となる宇宙で、シリーズの基本でもある宇宙。M78星雲光の国が存在する。現在地球は宇宙に進出するほど発展している。
メビウスから未来までの時期にレイブラッド星人がブルトンを使って様々な世界から怪獣を召喚するギャラクシークライシスを起こした。それが収束した後に「大怪獣バトル」や「ウルトラマンゼロ」のストーリーへと続く。
この宇宙から派生したレベル3として、「ウルトラマン物語」、「平成ウルトラセブン」などがある。
「G」、「パワード」、「USA」、「ネオス」、「マックス」はM78ワールドとの繋がりが明確に明かされていない。
ザ☆ウルトラマンの世界
「ザ☆ウルトラマン」の舞台。ウルトラの星、U40が存在している。
ネオフロンティアスペース
「ウルトラマンティガ」と「ウルトラマンダイナ」の舞台。人類が宇宙へと進出しているほどの近未来的な世界。かつての地球は超古代文明が存在し、闇の勢力に侵攻を受けていた。行方不明者が何かと多い。
この宇宙から派生したレベル3は小説「深淵を歩くもの」などがある。
ガイアの世界
「ウルトラマンガイア」の舞台。この宇宙のウルトラマンは地球生まれで、地球は根源的破滅招来体の攻撃を受けていた。
コスモスペース
「ウルトラマンコスモス」の舞台。怪獣は人類と共存すべき対象とみなされており、ウルトラマンは伝説的存在とされている。
ULTRA N PROJECTの世界
映画「ULTRAMAN」と「ウルトラマンネクサス」の舞台。この世界ではスペースビーストが地球を襲っていて、ウルトラマンノアがウルトラマネクサスとして活躍していた。
アナザースペース
映画「ベリアル銀河帝国」の舞台。エメラナ鉱石によって文明が支えられている。ウルトラマンベリアルの侵略をかつて受けたものの、ウルティメイトフォースゼロの活躍で解決した。
フューチャーアース
映画「ウルトラマンサーガ」の舞台。ウルトラマンが存在しておらず、バット星人の侵攻を受けてたために多くの人間が消滅した。
プラズマギャラクシー
「大怪獣ラッシュ」の舞台。この宇宙の星人ハンターがプラズマソウルという鉱石を取り込んだ巨大怪獣をハンティングしている。最近ウルトラマンベリアル陛下とダークネスファイブ、闇のエージェントが乱入してる模様。
マシンボーグワールド
「ウルトラボーグ」の舞台。人とメカマシンが共存していて、ボーグエレメントを狙うダークマシンボーグと平和の為に立ち上がったウルトラボーグが戦ってる。
ギンガの世界
「ウルトラマンギンガ」と続編の「ギンガS」の舞台。様々なマルチバースのウルトラマン・怪獣がダークルギエルによってスパークドールズという人形に変えられてこの世界に流れ着いた。
この宇宙から派生したレベル3では「マウンテンピーナッツ」が該当する。
Xの世界
「ウルトラマンX」の舞台。こちらにもスパークドールズが存在するが、ギンガのそれとは恐らく別物である。ウルトラマンはエックス以外認知されていないらしいが、ファントン星人グルマン博士はマックスとゼロを噂程度で知っている。劇場版ではティガの石像があるらしい・・・
オーブの世界
「ウルトラマンオーブ」の舞台。この地に災いをもたらす魔王獣を、歴代のウルトラマン達が封印していた地球がある。ウルトラマンオーブという独自のウルトラマンがこの地で数百年前から闘っているが、多くの人々に認知されたのはつい最近の出来事。
マルチバース間の移動
マルチバースの超空間に達するには膨大なエネルギーが必要で、光の国のウルトラマンの全エネルギーを使っても一人送り込むのが限界だった。
しかし最近、簡単に移動可能なキャラが増えてきている(ヤプールやイカルス星人、バット星人、ビートスター、エタルガー、ナックル星人バンデロ、スラン星人クワイラ、モルドスペクターなどの敵勢力やノア、ウルティメイトゼロ、コスモス、ギンガなどのウルトラマンなど)。
また、高山我夢(ガイア)は映画「超時空の大決戦」では「アドベンチャー」という自力で開発した機械でレベル3に移動している。
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CGとは思えない程美しい映像なので、一度見ることをおすすめする。
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関連項目
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