「待ってくれ! 君の言いたい事は分かる。 僕もこの項目で見てしまった『落第騎士の英雄譚』序盤のネタバレを見てない、 なんて言い訳はしない。 だから・・・・・・僕も脱ぐから! おあいこって事にしよう!(キリッ)」 |
「太刀筋が寝ぼけているよ」とは、『落第騎士の英雄譚』の主人公・黒鉄一輝の名言である。
概要
舞台は 中央大学 《魔導騎士》 を育成する破軍学園。ひょんなこと(だいたい理事長のせい)から欧州の小国の第二皇女ステラ・ヴァーミリオン殿下と学生寮のルームメイトになってしまった一輝(いっき)。しかし初対面でいきなり下着姿を目撃し、あまつさえおあいこにと自分も服を脱ごうとしてしまったこと(だいたい一輝のせい)により第一印象は最悪で、当初は部屋の利用についての話し合いだったはずが、最終的には今後の人生の成り行きを巡った言い争いに発展し(だいたい皇女殿下のせい)、ここに騎士の誇りを賭けた模擬戦が行われることになった。
序盤は随一のAランク騎士ステラが天才の誉れ高い魔剣の冴えを見せるも、それらをギリギリで受け流しつつFランク落第騎士の一輝が特技により会得したステラの 《皇室剣技》(インペリアルアーツ) を繰り出し始めたことで戦況は一変する(以下はアニメ版の展開。理由は後述)。
「これが僕の剣術、(ドーン) 《模倣剣技》(ブレイドスティール) !」
「(ふん、見切ったですって? じゃあフェイントで!) はああああっ! でやああああっ!」
「(ピキーン) 太刀筋が寝ぼけているよ」
「そんなのは君の剣じゃない。この曲げた一撃は致命的だ!」
要するに瞬時にフェイントを見抜いた事を示す外連味のある言い回しなのだが、普段の一輝のそこそこ普通なキャラからすれば浮いたセリフであり、それでいていま一つ垢抜け切らないこともあり、アニメ版放映により一挙に注目が集まり名言となった。
ちなみに原作小説にも全く同じセリフがある(参考: GA文庫特設ページ内試し読み。一番下に第1巻(pdf)がある)が、「太刀筋が寝ぼけているよ」の前後にも劣らないほど外連味の利いたセリフ(アニメ版では殆どカット)が続いているため、一連の話の流れの中に埋没していて、ここまでの注目を浴びることは無かった。漫画版では真に残念ながらこのセリフがカットされている(参考: ニコニコ静画内第1巻。試し読み可)。
関連動画
関連コモンズ
関連項目
- 落第騎士の英雄譚
- 黒鉄一輝
- ステラ・ヴァーミリオン
- 太刀/寝ぼけ
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