アルジャーノン(Algernon)とは、英語圏で男性に付けられる名前である。語源を辿ると、「口ヒゲのある」といった意味の愛称からきているらしい。
曖昧さ回避
- ダニエル・キイスの小説『アルジャーノンに花束を』、もしくはその小説に登場するネズミの事である。この記事で解説。
- ロマンシング サ・ガ3に登場するネズミの事である。1.の影響を受けていると思われる。この記事で解説。
- ユーザー生放送放送者の一人である。→アルジャーノン
- カプコンのゲーム『ブレスオブファイア2 使命の子』に登場するボス敵。お供にダエルニ&スイキがいる。1.が元ネタとなっている。
1.の概要
アルジャーノンとは、小説『アルジャーノンに花束を』の中に登場する実験用のハツカネズミの事である。
アルジャーノンは動物実験で脳を手術され、その結果、通常のネズミではありえない知能を手に入れており、同じように脳を手術されて高い知能を手に入れた小説の主人公であるチャーリィ・ゴードンと心を通い合わせる。
しかし、脳手術には欠陥があり、アルジャーノンは徐々に以前の知能を失い、手術の副作用で衰弱して死ぬこととなった。アルジャーノンの亡骸はチャーリィにより彼の家の裏庭に埋められ、墓が作られた。
やがて、主人公のチャーリィも知能や記憶を失うことになるのだが、それでも同じような境遇だったアルジャーノンの事は忘れておらず、小説は次の文章を持って終わることになる。
ついしん。どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください。
2.の概要
なお、ロマンシング サ・ガ3にもアルジャーノンという名前のネズミが登場する。
元は、ツヴァイク西の森に住む教授という人物のペットであり、教授の改造手術により天才的な頭脳を手に入れている。
そして、教授の下を逃げ出したアルジャーノンはキドラントの町にほど近い洞窟に大量のネズミを率いて巣くい、キドラントの人々を襲っていた。
また、『アルジャーノンに花束を』のチャーリィ・ゴードンに相当する人物としてキドラントの町長が上げられる。この町長、アルジャーノンが町人を襲わないように旅人を罠にはめてアルジャーノンへのいけにえにしているかなりひどい人物である。
しかし、原作の『アルジャーノンに花束を』ではアルジャーノンの死後にチャーリィも知能を失ってしまうわけだが、この町長もアルジャーノンのイベントをクリアしてしまうと、主人公達を罠にはめた過去の事をすっかり忘れて、「私が町長です。」「私が町長です。」と繰り返すだけのボケ老人と化してしまうのである。
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関連項目
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