曖昧さ回避
物語とは、以下の意味をなす言葉である。
- 語り手が語るさまざまな出来事のこと。会話や書籍のことも物語という。本稿で説明。
- 西尾維新氏が発表している書籍の化物語などのシリーズの名称。 〈物語〉シリーズへ
- 「化物語」の主題歌のこと。 君の知らない物語へ
- 三洋物産が制作販売しているパチンコゲームのこと。 海物語シリーズへ
- しも氏が発表したニコニコメドレーの略称。 ニコニコ動画物語.wavへ ...etc
その他、物語とつくものについては「物語の検索結果(タイトル)」、「物語の検索結果(本文)」、「物語の検索結果(全記事)」より、該当記事へお進みください。
概要
日本の物語の発祥は今から何千年も前、平安時代ごろまでにさかのぼる。古くは、赤ちゃんの会話(声)でさえもが、物語として知られていた。まとめると、「話すこと」が、物語の概念だったと考えられる。
そのころの物語はフィクションの物語だけでなく、その当時起こった事件、つまり時事ネタの物語も多数あった。
ただ、作り物語と時事ネタ物語なのか、そういった境界はなかった。
性質
物語と現実との違いは第一に、受け手が参加して創り上げるものであるという点が挙げられる。小説やその他の物語は受け手に対してヒントを与え、常識や想像によって足りない部分を補うことを読者に命令する。たとえば「熊を想像せよ」と言われれば、ある人は言われずともその毛の色を茶色だと無意識に考えて想像し、またある人は黒だと考えるだろう。
これは受け手によって見え方に個人差のある作品や、作者にすら答えの分からない問いを投げかける作品を作ることを可能にする。またそうした個人差を無くそうとすると、物語の語られていない部分の内容は受け手の常識(=文化)によって補完されるようになる。
そしてこのことは、その文化の平均的な読者の想像の及ばないような部分に関しては真理値が存在しなくなることをも意味する。たとえば『羅生門』の下人の父親の正確なBMIが22なのかだとか、『少年の日の思い出』のエーミールの髪の毛の色が金色なのかどうかという問いへの答えは存在しない。現実世界では「はい/いいえ/分からない(または問いそのものが不適切である)」という三, 四択であるのに対し、物語においては更に「問いがそもそも存在しない」という択が新たに増えるのである。
種類
日本の物語は以下のように分類される。
追加希望。
関連項目
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