ラインストーン(Rhinestone)とは、イミテーションジュエリーの一種である。
概要
古くは水晶、現在ではガラスやプラスチックを宝石のようにカットしたもの。
「ライン」は「線(line)」の意味ではなく、ヨーロッパの国際河川ライン川(Rhine)。ここで採れる水晶をイミテーションダイヤモンドに加工していたことに由来する。
21世紀の日本で「ラインストーン」と言えば、直径数ミリのクリスタルガラスかプラスチックでできており、一方にファセットカット、もう一方は平らで金属を蒸着させたものが主に用いられる。
基本的には、平らな面を何かに接着して使う。
安価な装飾品やおもちゃに使われることが多かったが、1990年代末から2010年代にかけて、若い女性の間で「デコ」がブームになり、携帯電話の表面をラインストーンで埋め尽くしたり、ネイルアートにラインストーンをあしらうような例が増えた。
服にも使われるが、剥がれやすいからかしばしばスパングル(スパンコール)で代用される。
接着
基本的に接着して用いる。
接着は専用の接着剤で行う。1つで接着できるタイプと2液を混合するタイプがある。
一般の接着剤を用いる場合は、接着力が強く、変色しにくく、衝撃に強いものがよい。
また、位置の微調整ができるよう、固まるまでしばらく時間がかかるものがいいだろう。
瞬間接着剤は(通常のものは)白くなってしまう上に衝撃に弱いので向いていない。
水分の蒸発する余地がないため、いわゆる木工用ボンドでは接着できない。
裏面に両面テープを貼ったものも売られている。これはカー用品に使われるような強力なものだが、力を長時間かけると剥がれる(粘着)。そのため、あまり力がかからない部分で、あとで剥がす予定がある場合に使うとよい。
後で剥がせるように透明なシートにラインストーンを接着し、シートを両面テープで接着する例もあり、専用のシートも売られている。
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