〜からしか摂取できない栄養がある(表記ゆれ:~からしか得られない栄養がある、~からしか取れない栄養がある)とは、
- 文字通り、その食物からしか取れない栄養があるということ。「この野菜からしか摂取できない栄養がある。」
- 比喩的に、その趣向や性癖、好きなモノがなくてはならないくらい大切であるということ。「少女漫画からしか取れない栄養がある。」「眼鏡っ娘からしか摂取できない栄養がある。」
2についてのみ記述する。
概要
科学的な話ではなく、それくらい自分にとって必須である、それを得たい、見たい、すきだと思うくらいの魅力があるということ。
類似の言い回しは、女性向け漫画雑誌『FEEL YOUNG』の2012年6月号から連載されていた「ねむようこ」氏による漫画「トラップホール」内でキャラクターの台詞として登場していたという。2013年2月ごろからインターネット上で該当の台詞について言及している人が居るようで、このころに掲載された回の台詞か。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/milk_aaa/status/316932415098585088
2020年10月には、「「女の子が演じる王子様」からしか摂取できない特殊な栄養素がある」という文面のツイート(投稿)が、短文コミュニケーションサービス「Twitter」上で多くの人気を集め、いわゆる「バズった」状態となった。これが一層広まるきっかけとなったと思われる。
- 🌟✨🌟 auf Twitter: "「女の子が演じる王子様」からしか摂取できない特殊な栄養素がある" (※投稿者のアカウントが2023年現在ではプライベートアカウントとなっており該当ツイートが閲覧不能であるため、インターネットアーカイブへのリンク)
このときは、以下のようにプリントアウトして額に入れた画像を投稿した人も居た。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/odawarahakone/status/1313068714401570818
このバズったツイートでは、2023年現在よく見られるものとは少し違った文面であった。そこから初期には「私の栄養素は〇〇」「〇〇は私の栄養素」といった形に変化していき、当記事のような文面に変化していった。
当たり前だが「女子大学院生からしか摂取できない栄養がある」とあるからといって、ほんとに女子大学院生をその人が生姜焼きにしたりして食べているとかそんな冒涜的な意味ではない。
当然、サブカル以外の趣向にも使うことが出来る。「神社巡りからしか摂取できない栄養がある」「俳句からしか取れない栄養がある」などと言うこともできる。
○○からしか得られない栄養素の起源?
精神的に必要なものを栄養素に例えることは2000年代から行われてきた。使用例としては「○○分が足りない」「○○成分が足りない」のように使われ、○○の部分には性癖やキャラクター名が入る。
確認されている中で古い例としては、2002年の『あずまんが大王』ではシュークリームに含まれる「シュークリーム分」のことが言及されており、水原暦女史によって精神的に欲する物には特殊な栄養素が含まれることが発見されている。ただし、水原暦女史がこの理論を提唱した時点では、また欲されているのは食べ物である事に注視したい。
しかし、シュークリーム分は2006年の『現代用語の基礎知識2006』でも言及されており、この時点で人々が欲する栄養分として「ロリ分」「メイド分」など、食べ物以外の嗜好にも派生していることが読み取れる。
関連静画
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt