それができれば 苦労はしねェ!!!とは、漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するアイザック=ネテロの台詞である。
※以前から「それができれば苦労はしない」という言い回し自体は一般的に存在するが、当記事では漫画の台詞について扱う。
概要
攻撃されてもほぼダメージなく動じず、戦う意思を見せないキメラアントの王(メルエム)から
其の方が余と交すことが叶うのは 言葉だけだ
産まれたての 餓鬼が…ッ
それができれば 苦労はしねェ!!!
もともとキメラアントは人間の価値観を持っておらず、人間を含めた他の生物を捕食対象として見ており、王も誕生直後は他者に対して非情な振る舞いをしていた。しかし王は人間のコムギと「軍儀」の対局を続け、価値観に変化が生じていた。
そしてネテロと遭遇した時の王は(「わずかながら生かすに足る人間がいる」等と独善的な要素が残りながらも)理不尽な差のない社会を作る議論を交わそうとしていた。ネテロも「奴は揺れている 蟻と人の間で!!!」とその変化に気づいている。
一方でネテロは「その二つ(蟻と人)が絶対に交わらない」「(王が)どちらにも傾きうる」とも捉えており、そしてどちらにしてもハンター協会会長としてキメラアントの殲滅が求められていたことから、心がぶれる前に倒そうと王へ攻撃を続ける。
しかし王はダメージを受けず、さらに王が放った僅かな怒気からネテロは力量差を感じ取ってしまう。そのうえ、なおも王は戦う意思を見せず、人間であるネテロとの言葉での対話を求めてくる。これに対するネテロの心中での台詞が「それができれば 苦労はしねェ!!!」である。
その後、ネテロは「…………まてよ 言葉…か」と思い直し、ある提案をしたことで王も戦う意思を見せるようになる。
インターネット上ではより一般的に、そのまま「それができれば苦労はしない」という反応としてスラング的に投稿される場合がある。
関連動画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 7
- 0pt