モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを教えてやる!とは、『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルによる台詞である。
概要
第3話にてシャアがアムロ・レイの搭乗するガンダムと対峙した時の台詞。
地球連邦軍の新型MSに部下のMSを次々と撃破されたとの報告を受けたシャア。
自身の戦艦が補給を受けている間、連邦の戦艦・ホワイトベースがシャアの部隊に対して反撃に実施。その中にいた件のMS・ガンダムを見つけ交戦。この時発した「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」もシャアの名台詞として有名である。
機体の性能ではシャアのザクが劣るが、パイロットの腕前としては相手が素人レベルなのは一目瞭然。そんなアムロとガンダムに対して発した台詞が本項のものである。
作中の戦闘では確かにシャアが有利に進めていた。しかし、連邦の本命は補給を受けているジオンの戦艦であり、ガンダムは囮であることを知る。結果として補給は成功したが、旧ザク1機とパイロットのガデム、補給艦1隻を失うこととなる。
対するアムロについても、本項の台詞がこの後の展開に圧し掛かってくる。
フィックスリリース
操縦者の技のみで決まらず
ただ、結果のみが真実!
『水星の魔女』における決闘前の口上。一行目が本項をオマージュしたものと思われる。
決闘は前もって決められたルールで行うという名目上、MSの性能や操縦者の腕前だけでは決まらないことを示したものである。
とはいえ、本来禁止されていたGUND-ARMを用いた機体の決闘は他のMSを圧倒するものであり、非GUND-ARMのMSに敗れた試合は作中で1試合のみ(無効試合除く)である。
一方で、「結果のみが真実」とあるように、消火用のスプリンクラーを用いたビーム兵器を無力化、戦闘不能のMSを組み合わせたゾンビ戦法、挙句の果てには機体のシステムにハッキングを仕掛けて強制停止する等、裏工作が合法であることを示している。
一応、兵器についてはレギュレーションが定められており、パイロットの生命には配慮したものとなっている。ただし、相手が実戦仕様の兵器を用いた場合は……
関連項目
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