それはよくないとは、金でなんでも解決できると考えている金持ち野郎の口から出た、
金で解決できると考えてる野郎とは思えない者の一言である。
実演
拘束されているクマゾーがジョナサンにトイレ(小便)に行きたいとねだる。
ジョナサン:あ?
クマゾー:ママのオッパイがほしいんでここに会いに来たんだも!
クマゾーは泣かずに、ジョナサンの方を向きじっと耐えた。
そしてジョナサンの行動に対し大人たちはそれぞれの反応を示す。
ミスターモハマド:それはよくない
解説
アニメ「ブレンパワード」第9話「ジョナサンの刃」での1シーンである。
アラブ系富豪のミスターモハマドがサバイバル艦「ノヴィス・ノア」を金で買取りたいと艦長であるアノーア・マコーミックに交渉を持ちかけてきたところ、その団体に紛れて潜入したジョナサンによってその場の人が拘束されてしまう。
ジョナサンは「リクレイマー」でありながら敵対するアノーア艦長に母親の愛情を注がれていなかったと糾弾する物語中、隙をつくためにクマゾーは上記の発言をし、見事に隙をつくことに成功する。
図星な一言を幼い孤児のクマゾーに言われたことへの怒りがこみ上げ、ジョナサンは大人気なく強烈なビンタを食らわせたのである。
その反応にミスターモハマドは「それはよくない」と言った。それまでは、拘束されたところ、自分の命だけはと金で解決しようとしたり、閉じ込められたところ、「私はどうなる!?」と発言したり自己中心的なことばかり言っていた人物とは思えないセリフである。
・・・が、話が進んでいく内に決して金の為だけでなく、子供達を救おうとして動いていくことが分かっていく。「金でなんでも解決できる」と思っていたとしても人情まで完全に忘れているわけではないという事がわかる。
一方で大人気なく強烈なビンタを食らわせたジョナサン・グレーンであるが、彼も彼で自分より小さな子供でありながら自身の孤独を理解してくれたクマゾーに敬意を示している描写が有る。
関連動画
関連項目
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