『へるしーへありーすけありー』とは、O仮名だモによる4コマ漫画作品である。
まんがタイムきららMAX2023年9月号からのゲスト掲載を経て、2024年2月号から連載開始。
ヨ「超かわいくて話も面白い、あの『へるへす』だぞ?」七「かなりマイナーじゃないかな~」
とある地方大学の芸術学部。そこに通う七草は人生に迷走しており、絵が描けないスランプ状態にあった。絵が好きで入ったはずの芸術学部だったが、気づけば将来への焦燥と現実逃避の念から、ただただ不健康生活を送り続ける存在となっていたのだ。
そんな七草だったが、散歩中に大学構内でモフモフした生き物が埋まっているのを発見する。それは吸血妖怪のヨモギであった。ヨモギは「一年間人間界で生活する」という試験で人間界に来ており、試験中魔力の供給源として許されたたった一人の吸血相手を探している最中だった。既に限界状態のヨモギは、目の前の七草に血を飲ませてくれるよう懇願する。最初は警戒していた七草だったが、ヨモギを好きなだけモフモフできる権利を条件に了承する。そんなわけでヨモギは早速七草の血を一口いただいたのだが……
「いや、まっっっっず」
念願の血液にありつけたヨモギだったが喜んだのも束の間。そう、不健康生活を極めた七草の血液は度を超えたひどい有様だったのだ。一年間この血しか飲めないことに気づいたヨモギは、七草との共同生活の中で彼女を健康にし血を美味しくすることを決意。しかし七草の生活能力のダメさ加減は既に限界を突破しており、改善する意欲も見られないことからヨモギはさらに絶望の淵へと追いやられる。
そうこれは、芸術系不健康大学生と、吸血系もふもふ妖怪との永い永い戦いの物語――
へるしーへありーすけありー
はじまるよ!
ヨ「こんな漫画に出てくる妖怪や大学生……(不信)」七「大丈夫だよ~」
- 秦ヨモギ(はた -)
- 妖怪で、種族はのぶすま(野衾)。人間の血を吸うことで魔力が使えるようになる。四人姉妹の末っ子で17歳。学校の試験で人間界に来たのだが、相手の人間選びに迷いすぎて力尽きてしまったところを七草に助けられる。魔力を消費して火を吹いたり空を飛んだりできるが、魔力の供給源たる七草の血があの惨状なので詰んでいる。妖怪だがお化けや虫が怖い。
- 波止場七草(はとばななくさ)
- 芸術学部の日本画科専攻。20歳。絵を描くのが好きで芸術学部に来たのだが絶賛スランプ中。大学構内で気を失っていたヨモギを救出し、ヨモギのモフモフさに釣られて血をあげることを了承する。不健康なため血は不味く、ヨモギ曰くドブよりひどい劇薬のような味をしている。アパートで一人暮らししているが、部屋は荒れまくっており自炊もほとんどしていない。
- マリアンヌ
- 七草とは同じ学科の友人で、住んでる場所も近い。本名は真理。ヤニカスで、魔力で火を出せるヨモギをライター扱いしている。ヤニが切れるとこの世の真理とかについて考えるようになる。関西弁。
- かおる子
- 七草の学科の友人。真人間みたいな見た目をしているがギャンブル狂いで常に金欠。
- うーたん
- 七草の友人。デザイン専攻なのだが肌に合わず油絵ばかり描いている。本名は宇佐美大和。七草が不健康生活という共犯関係から抜け出そうとするのを好ましく思っていない。
- エド
- 高潔な吸血鬼で、ヨモギのことを毛玉と呼んでからかっている。本名はめちゃくちゃ長い。人間界に来て早々ピンチに遭い、マリアンヌに説得され彼女を眷属(吸血対象)にするが、案の定ゲロマズの血だったため即刻後悔する羽目に。
ヨ「久々の!面白そうな試し読み!」七「……今一句詠んだ?」
七「この記事はすっごく良かったな、読んでて楽しかったし」ヨ「それは良かったな!だったら関連項目も見るぞ七草!」
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