散歩とは、ぶらぶら歩くことである。
概要
気晴らしなどを目的にぶらぶら歩く運動のこと。
特に目的地などを設けず、自宅の周辺などをとりとめもなく歩くことを指し、
より明確な目的を持ったものは、
「ウォーキング」(健康増進を目的とした歩行)、
「ハイキング」(自然の風景や知らない土地の景観を楽しむことを目的に決まったコースを歩くこと)
といったふうに呼ばれることが多い。
効果
ぶらぶら歩くとはいっても足の筋肉を使った運動であるため、肥満の防止や足腰の強化、
心肺機能の向上などに効果的だといえる。
また、昼間であれば日光浴によるビタミンDの生成の効果もあり、軽い疲れによる不眠症の改善につながることもある。
散歩は身体面だけでなく、精神面にもいい効果があると考えられており、ストレス発散につながるほか、
精神機能の向上にも有効であるといわれている。
事実、古来より多くの哲学者や思想家は散歩を好んでいたようで、歩きながら良いアイデアが浮かぶことは多いらしい。
頭を使う作業で行き詰ったら、いったん散歩も含めた運動をすることで整理され、休憩しながら能率が上がるとされている。
語源
古代中国では、現代でいう麻薬に相当する、「五石散(ごせきさん)」という薬物が流行していた。
鍾乳石、硫黄、白石英、柴石英、赤石脂という5種類の鉱物をすり潰して調合された薬物で、
中国では不老長寿の薬といわれていた。
この五石散を服用すると、「散発」という身体があたたまる作用が起こるが、
この散発が起こらないと中毒死するといわれており、
散発を早めるために五石散を飲んだ後は歩きまわる必要があり、そのことを「行散」と呼んだ。
そこから「散歩」という言葉が生まれたといわれている。
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