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衾とは
- 平安時代などに用いられた寝具の一種。今でいう掛布団のようなもので、後世の掛布団のことも指す。
- 江戸時代に佐渡島に現れたという妖怪。風呂敷のような妖怪らしく、一反木綿の同種とも考えられている。
- 藤田和日郎の漫画『うしおととら』に登場する、2.が元ネタの妖怪。
である。ここでは3.について解説する。
概要
第七章「ヤツは空にいる」に登場する妖怪。TVアニメでの声優は高木渉。つぶらな瞳とプリケツがチャームポイント。
元ネタとなった妖怪は「刀でも切れないが、一度でもお歯黒をつけた歯なら噛み切れる」とされており、それを反映してお歯黒が弱点とされている。また火も弱点だが、巨体のためちょっとやそっとの火では撃退できない。
空におり、時々地上に降りてきては人間を大量に食うという習性がある。しかし人間が飛行機で空を飛ぶようになった現代では、飛行機に取り付いて人間を食らうというアグレッシブさをもつ。
作中では一か月前に起きた旅客機墜落事故の原因となっており、およそ200人が衾の犠牲となっている。
新たな獲物として取りついた旅客機には蒼月潮ととらが乗っており、両者は衾との戦いを余儀なくされる。ちなみに「其ノ二 テイクオフ」における、ページの半分以上を使った大ゴマによる衾の顔がみんなのトラウマとして有名。
ぐにゃぐにゃした体は打撃を受け流し、とらの電撃もさしたる効果を発揮しないなどしぶとさを見せたが、潮の持つ獣の槍ととらの火炎放射によって旅客機から引きはがされ、そこに空自の戦闘機が発射したミサイルを受け、爆炎によって焼き尽くされる。
漫画家・高橋留美子がうしおととらの文庫版第1巻に寄稿したエッセイでは
と評している。
一方でそのインパクトの強さからある種の人気があり、巻末おまけコーナーでたびたび登場したり、ファンの間でトラウマ妖怪としてすぐに名前が挙がったりする。またTVアニメ版のOP映像でもその存在感を発揮している。
余談だが1.に関係した『同衾』という言葉があるので、衾で検索するとやらしー画像がひっかかったりする。さすがに衾と同衾している画像はないようだが。
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関連項目
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