アクア・ジェットとは、アニメ・漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
その程度の概要は守備表示で出すんだな
神代凌牙の使用する魔法カード。発動ターンのエンドフェイズまで水属性モンスター1体の攻撃力を1000ポイントアップさせる効果を持つ。シャークさんのマジックコンボの要となる存在。
VS遊馬戦(1回目)で初登場。
「ビッグ・ジョーズ」をこのカードで強化し、遊馬の「ズババナイト」を攻撃、大ダメージを与えた。攻撃力が元に戻った次の遊馬のターンの攻撃は「ポセイドン・ウェーブ」(漫画Vジャンプ掲載版、アニメPVのみ。アニメ放送版「ゼウス・ブレス」、漫画コミックス版「ポセイドンウィンド」)で防いでいる。
このカードで「ビッグ・ジョーズ」を強化した際、アニメ版のシャークの取り巻きは「出た!シャークさんのマジックコンボだ!」と言っている。
単に魔法カード1枚で強化しただけの比較的単純なプレイングに対して大げさに「コンボ」という表現を用いているところが面白く感じられるからか、よくネタとして用いられる。一応、原作などでは単純な魔法カードによる強化をコンボという場面もあるので、それを考えるとそこまでおかしな表現でもない(ただし、初期は今ほどカードが多くなく、現在ほど複雑なプレイングがなかったことは考慮しなければならない)。
また、その後の「ゼウス・ブレス」までの流れを含めて「コンボ」ではないかという考え方もある。
マジックコンボに関しては「出た!シャークさんのマジックコンボだ!」の記事に詳しい。
アニメではWDC、VS遊馬戦(4回目)で再登場。
2回攻撃能力を持つが攻撃力が低い「ツーヘッド・シャーク」を強化して、「ゴゴゴゴーレム」と「ドドドボット」を戦闘破壊した。ちなみに、この後の遊馬の攻撃は初戦同様、「ゼウス・ブレス」でガードしている。
「アクア・ジェット」で強化して攻撃→攻撃力が戻ったところを狙われる→「ゼウス・ブレス」(「ポセイドン・ウェーブ」)で防御という流れが同じなのは、少なからず初戦の流れを意識していたのかもしれない。いちいち「出た!」と反応してくれる取り巻きはもういないが、シャークにはそれ以上にシャークのことを想ってくれる親友がいる。
シャークがナッシュとなった後もデッキには投入していたようで、VSベクター戦では「CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン」の効果でデッキから除外されたのちデッキの一番上に戻されて、次のターンにドロー。ナッシュはこのカードでベクターを倒すつもりだったようだが、CNo.5の効果で使用不能になっていたため叶わなかった。
直後の遊馬と一緒でのVSドン・サウザンド戦でも登場。
「ボム・シャーク」の攻撃力を強化することで、「ボム・シャーク」の直接攻撃と効果で合計4000ポイントのダメージを与えてドン・サウザンドを倒すことを狙ったが、「ヌメロン・ネットワーク」で発動された「ヌメロン・リライティング・マジック」によって、このカードは「浮上」へと書き換えられた。
しかし、書き換えられるのもナッシュの計算の内。あえてこのカードを書き換えさせることで、本命である「RUM-七皇の剣」の発動が妨害されることを防ぐというプレイングを見せた(このカードを無効化しなかった場合、ドン・サウザンドは敗北するので、彼にほかの選択肢はなかった)。
効果自体は発揮できなかったものの、初期から使われていたカードが最終決戦でも重要な役割を果たしたというのは感動的なものがある。
初戦で遊馬が使用した「破天荒な風」は、対象モンスターの制限なしに、次の自分ターンのスタンバイフェイズまで攻撃力を1000ポイントアップできる(アニメ・OCG版および漫画版の遊馬VSカイト以降は守備力も)。
そのため、水属性に限定されるうえに発動ターンのエンドフェイズまでしか持たない(また、守備力が上がらない)、漫画・アニメ版のこのカードは、「破天荒な風」の完全下位互換といってもいい状態であった。
ただし、上記の「ゼウス・ブレス」までの流れをコンボとする場合、このコンボの実現には攻撃力が下がったほうが都合がいいこともある。
OCG版
「GENERATION FORCE」(2011年4月16日発売)でOCGに登場した。
通常魔法
※「ストラクチャーデッキ-海皇の咆哮-」収録のカード(SD23-JP026)による
自分フィールド上の魚族・海竜族・水族モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
効果対象が「水属性」から「魚族・海竜族・水族」に変更された。初登場時の同パックには同じ指定の効果を持つカードが多く収録されていたためかもしれない。また、攻撃力の上昇は永続的なものに変更された。
手軽に大きな攻撃力上昇が得られるのはうれしい。同じ1000ポイントの上昇には「デーモンの斧」、「破天荒な風」などが存在するが、前者には「サイクロン」などの妨害を受けにくい点、後者には攻撃力上昇が永続的である点で優れる。
しかし、対象になるモンスターが限定されているため、シンクロ、エクシーズモンスターなどで種族がばらばらなモンスターを扱うことが多い現在の状況では種族指定が邪魔になることもある。
とはいえ、手軽に下級モンスターを上級モンスターと張り合えるようにできるので、このカードの対象になる種族の統一デッキであれば採用が検討できる。
シャークデッキは攻撃力が低めなモンスターが多いので、戦闘補助は役に立つ。「ポセイドン・ウェーブ」もOCG化しているので、マジックコンボごっこも可能。OCG化に伴う仕様変更のおかげで、「スカル・クラーケン」などの水属性ではないモンスターたちもこのカードの恩恵を受けられるようになった。
一方、「No.17 リバイス・ドラゴン」など、効果を受けられなくなってしまったモンスター、「ブラック・レイ・ランサー」などのアニメ・OCGどちらでも効果を受けられないモンスターも存在する。
その他の作品において
DUEL TERMINALでもシャークが使用する。直接攻撃効果を持つ「ドリル・バーニカル」と合わせて使用してくるため、結構厄介である。
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