アルティメット・ロワイヤルとは、プロレス、格闘技において最も黒歴史なルールである。
概要
ルールについてはアルティメットクラッシュルールに加えて
<1. 出場選手枠>
8名。特別指名、また下記ルールを承諾、合意された選手の一般オープン公募を受け選考により決定。
<2. 競技方法(ルール)>
a.新日本プロレス・アルティメットクラッシュルールに準ずる。
bついては全選手に対戦相手指名権及び承諾権または拒否権を有する。
ただし、一定制限時間内に対戦を成立させない選手は消極的ファイトとしてイエローカード(2度目の場合はレッドカード)のペナルティーとなり、退場・失格の対象となる。d.対戦の敗者は退場となり、勝利を収めた選手は再び対戦を成立させ、最終的に勝ち残った1名が優勝者となる。
<3. 優勝賞金>
10,000,000円
<4. 参加応募期限>
05年1月1日
試合結果と反応
詳細は【http://www.njpw.co.jp/result/2005/0104/0104_p/07.html】を参照
まぁ…とにかく新日本プロレスの迷走暗黒時代を象徴する内容だったってことですよ。
サバイバルと銘打ちつつ他者の試合に割り込めないし、2試合同時に行うからどっちを見ればいいかわからないし、
試合展開は単調だし、レスラーとしては無名のロン・ウォーターマンが優勝しちゃうし…
まさに「グダグダ」の言葉がふさわしかったたのですよ。
その後
2010年にに3WAYマッチのルールが変更された際に永田裕志がアルティメットロワイヤルの体験を引き合いに新日らしいと発言している。
黒歴史を笑い話に昇華する永田さんに敬礼!(`・ω・´)ゝ
まさかの復活
そんなアルティメット・ロワイヤルであったが、2016年にまさかの復活を遂げる。復活の舞台は両国国技館で行われたDDT春のビッグマッチ「Judgement2016」のDDT EXTREME級選手権試合であった。
時の王者であったケンドー・カシンはアントーニオ本多からの執拗なリマッチ要求をスルーし、スーパー・ササダンゴ・マシンを次期挑戦者に指名。DDT EXTREME級選手権試合は王者にルールの決定権があるのだが、ケンドー・カシンはアルティメット・ロワイヤルルールを要求したためにこのルールでの試合が久々に行われることになった。
試合結果と反応
詳細は【DDTの文化系プロレス通信Vol.570】を参照。
試合のルールについてはその後ケンドー・カシンがアルティメット・ロワイヤルルールに加えてPWFルールと有刺鉄線電流爆破ルールも要求。
余りにごちゃごちゃして意味不明な要求だった為にスーパー・ササダンゴ・マシンはルールを一方的にアレンジ。
PWFルールについては通常の3カウントルール、有刺鉄線電流爆破については電源の刺さっておらず充電できないノートPCに有刺鉄線を巻いて5分以内に試合前のプレゼンテーションが終わらなければPCを爆破(ちなみに両国国技館は会場の規約上電流爆破ルールは不可)。そしてアルティメット・ロワイヤルルールについては「試合中にアルティメット・ロワイヤルカードを提示するとマスク軍団が現れて試合に介入。」と、オリジナルとは程遠い形式で試合は行われた。
試合の内容については現在DVDが発売になっているので割愛。
DVDの購入は→【DDT旗揚げ19周年記念大会 Judgement2016】
なおこちらのルールに関しては好評だったようで、その後「イルミネーション・ロワイヤルルール」(試合中カードを提示すると会場の伊豆ぐらんぱる公園のイルミネーションが点灯時間前でも点灯)、「アルティメット・CCCルール」(CCCとはChair,Chair and Chairのことで、試合中カートを提示するとセコンドから椅子が渡されて凶器攻撃が可能となる)と何度かアレンジの上このルールが採用されている。
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関連項目
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