概要
イカの墨袋という器官で作成される液体である。敵から逃れるために漏斗という器官から海水と混ぜて放出する。粘性が高いため海水中でもあまり拡散しない。敵はイカ墨と本体を見分けることができず混乱するため、イカはその隙に逃げるという戦術で用いられる。
イカ墨はたんぱく質、脂質、糖、メラニンで構成されており、黒いのはメラニンのせいである。その中で特に注目を集める成分はタウリンとムコ多糖であり、総じて滋養強壮にいい食材といえる。
タコ墨が使われない理由
食材として挙げられるのはイカ墨ばかりでタコ墨は聞いたことも無いだろう。その主な理由は以下であるとされる。
- 手に入るタコに墨袋が無い・・・・タコは輸入が主であり、輸入したものからは除去されている
- 墨袋を取り出しづらい・・・・・・イカに比べて墨袋が奥まったところにある
- 墨袋に入っている量が少ない・・・イカに比べて元々持っている量が少ない
つまるところ採算が合わないということである。これがよほど優れたものであれば出回ることになっただろうが、そんなことは無かったようだ。
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関連項目
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