パンク侍、斬られて候とは、町田康の小説である。綾野剛主演で映画化された。
概要
町田康(まちだこう)は町田町蔵(まちだまちぞう)の名義で音楽活動をしていたが、1996年に「くっすん大黒」で作家デビュー。2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞した。
「パンク侍、斬られて候」は2004年に発表された作品で、江戸時代を舞台に「腹ふり党」と称する新宗教団体、浪人・掛十之進、黒和藩の重臣・内藤帯刀らが入り乱れ、やがて惨事が訪れるという物語である。
2018年6月公開の映画は若手人気俳優の綾野剛を主演に据え、学生時代の卒業制作だった「狂い咲きサンダーロード」の劇場公開で名を馳せた石井聰亙改め石井岳龍が監督を務めた。
脚本は「クドカン」こと宮藤官九郎。共演の永瀬正敏扮する”猿将軍”の特殊メイクが公開前から話題になった。
映画後半の人と猿の合戦シーンでは1カットに1億匹の猿、3000人の人間が映り込むことがある、と言われている。
主題歌は元祖パンク・ロック・バンド、イギリスのセックス・ピストルズのヒット曲「アナーキー・イン・ザ・U.K.」。
セックス・ピストルズは町田が高校時代に憧れていたバンドで、今になって彼らの曲を映画の主題歌に使うことになるとは、想像もしていなかったであろう。
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