ニコニコ大百科 : 医学記事 |
ポケルスとは、『ポケットモンスター』シリーズにおいてポケモンが発症する病気である。
概要
第2世代の『金・銀』から導入されたシステムで、感染すると得られる努力値が2倍になる。
「努力値」の説明は当該記事に譲るが、要は「感染すると強くなるのが早くなる」と考えてよい(早くなるだけで最終的な強さはポケルス未感染のポケモンと変わらない)。ウイルスと聞くと良くないものだと言う印象を受けるかもしれないが、実際には感染してもデメリットは全く無い。
感染・発症条件は「戦闘終了後」だが、その確率実に 3/65536 。色違いポケモンと出くわすことよりもはるかに稀である。
ポケルスにかかったポケモンを手持ちに入れ戦闘していると、次々と感染が広まっていく。ゲームの時計機能で1~4日程度経過すれば治癒状態となり、他ポケモンへの伝染能力はなくなるが努力値2倍の効果は永続する。ボックスに入れておけば治癒せず伝染能力を維持できる。幸運にもポケルスに感染したらとりあえず感染を拡大させて、治癒していない状態のポケモンをボックスに預けておこう。
努力値が2倍貰えるようになることから、大半のトレーナーが感染して欲しいと望んでいる……が、前述にもあるように可能性は極めて低い。ポケルスを拝まずにストーリークリアしたトレーナーも多いのではなかろうか?
『ダイヤモンド・パール』以降はWi-Fi(GTS)によって全国のトレーナーと交換することが可能となっている。ポケモン板やWi-Fi板の交換スレに行っておすそ分けを頼むのもアリ。
というかポケルスが欲しいのであれば現状そっちの方がはるかに手っ取り早い。
初登場から長らくの間おなじみの要素となっていたが、第9世代の『スカーレット・バイオレット』でなんと廃止。その代わりに「パワーリスト」等のパワー系アイテムを持たせることでプラスされる努力値が2倍になり、実質的にポケルスの代替を果たしている。廃止された理由は不明だが、最近は性格補正の変更や個体値を最高にするアイテムが登場する等、育成環境を少しでも楽にさせる流れができている。前述の感染確率を見ても分かるとおりポケルスを自力で引き当てるのはかなり大変なため、そのあおりを受けて廃止されたのかもしれない。
関連項目
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