マイケル・チャンは台湾系アメリカ人の元テニス選手である。現在は錦織圭のコーチを務めている。
概要
Michael Chang | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アメリカ合衆国:ニュージャージー州ホボーケン |
生年月日 | 1972年2月22日 |
身長 体重 |
175 cm 73 kg |
選手情報 | |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
デビュー年 | 1988年 |
引退年 | 2003年 |
テニス選手テンプレート |
ピート・サンプラス、アンドレ・アガシ、ジム・クーリエらと共に90年代のアメリカを代表する選手の一人。彼らの中でもいち早く四大大会で結果を出し、89年の全仏オープンを17歳3ヶ月の最年少記録で優勝。この大会の四回戦、当時ランキング1位のイワン・レンドル戦は2セット先取されながら、アンダーサーブを使ったりして執念で逆転勝ちを収めた試合として語り草になっている。また決勝ではステファン・エドベリを破っており、これは結果的にエドベリのキャリアグランドスラムを阻む優勝となった。四大大会での優勝はこの1回で終わったが、95年に全仏オープン、96年に全豪オープン、全米オープンで準優勝を挙げており、96年には最高ランキング2位を記録している。97年まではトップを争う位置にいたが翌98年から成績を落とし始める。2003年の全米オープンを最後に引退したが、ラスト1年ほどはランキングも3桁台まで落ちていた。
抜群のフットワークを武器に粘り強くボールを拾いにいくベースライナーだったが、アメリカ人らしく主戦場はクレーよりもハードコート、カーペットだった。そのプレイスタイルは最近で言えば全盛期のレイトン・ヒューイットが近い(もっともヒューイットと違って芝は得意ではなかった)。ビッグサーバー全盛の90年代にあって、小柄な体ながらベースラインで拾い捲るスタイルに心を打たれたという人は少なくない。日本の大会への出場も多く、セイコー・スーパーテニス最後の優勝者であるほか、ジャパンオープンでも準優勝がある。現役選手としては2002年のジャパンオープンでヒューイットに敗れたのが日本での最後のプレイとなった。
2014年からは錦織圭のコーチを務めている。自身初のTOP10入りなど彼の躍進への貢献は大きいようである。
主な実績
- ATPランキング最高2位
- 1989年全仏オープン優勝
- 1995年全仏オープン準優勝
- 1996年全豪オープン準優勝
- 1996年全米オープン準優勝
- 1995年ツアー最終戦準優勝
- シングルス通算優勝回数 34回
- シングルス通算マッチ成績 662勝312敗
- 全仏オープン優勝時の17歳3ヶ月は四大大会男子シングルスにおける史上最年少記録
関連動画
どういうわけか中国のテニプリ関係のイベント(?)に呼ばれたらしく動画が上がっていた。
関連項目
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