伊織幻戦記(いおりまぼろしせんき)とは、糸冬Pの投稿していたiM@S架空戦記シリーズの作品である。
全19話+解脱編2話
「いおりげんせんき」ではない。
概要
伊織立志伝から1ヶ月後、「いずれは戦国時代に戻る」と伊織は戻ったときのための勉強を始めていた。その願いが通じたのか、伊織は2度目の時間遡行を体験する。しかし、今度は一人ではなく、雪歩も共に来ていた。時代は伊織立志伝の時から2年以上が経過していたが、伊織は自分を大事に思ってくれる仲間のため、そして雪歩と共に現代に戻るために、自らの知識を使い始める。
特徴
前作「伊織立志伝」と基本コンセプトは同じだが、伊織が初めから「戦国時代で便利に使えるであろう技術」をあらかじめ勉強していたため、使用した未来技術は恐ろしい数に上る。ざっと列挙してみると
- 輸入品ではない硝酸の採取
- コークス製鉄
- 銃剣、ストック付のライフル
- ロケット砲、およびロケット砲発射装置
- 簿記
- チョークと塗板(黒板の前身)
- 衛生兵(赤十字隊)
- スコップとヘルメット
- 蒸しパン
- オペラグラス
- モールス信号
- 塹壕戦
- 稜堡式城郭(五稜郭のような縄張りの城)
などである。
伊織の導入した技術は100年以上先取りしたものが多く、戦国時代においてはまさに「チート」と呼ばれて然るべきものばかりだった。このため、浅井軍の快進撃はとどまるところを知らず、とうとう家康と信長の関係にヒビを入れるところまでいたってしまう。そして、物語は丹波攻め終了した時点で、とんでもない「介入」が行われることになる。
反響
この「介入」は、とてもわかりにくく張っていた(人によっては「伏線だとはまったく思わなかった」という声もあった)伏線を表に出したことで、今までのふいんき(なぜか変換できない)をぶち壊した、という声が少なからず現れた。糸冬Pは無論「計算どおり」といっていたが、この展開に関しては賛否両論真っ二つに分かれた。
そして、その「介入」を嫌った読者に考慮してか、本来の「伊織幻戦記」は全19話で完結。「介入により発生した伏線の回収」を全2話の「解脱編」としてリリースする形で、伊織幻戦記は完結を向かえた。
評価
伊織幻戦記は、作品と共に糸冬P本人の進化も楽しむことが出来る。独自OPの挿入から、支援動画としてkakaoPがオープニングムービーを提供したり、あるいはエンコードの方法を変えてみたりと、まさに「日進月歩の技術躍進」が随所に見られる。
関連動画
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt

