伊364とは、大日本帝國海軍が運用した伊361型潜水艦4番艦である。
概要
伊361型潜水艦は、戦争後期に登場した輸送型潜水艦の総称である。潜輸大型、丁型、潜丁型と呼ばれる事も。艦橋下部が逆台形になっており、敵が放ったレーダー波を海面に逸らすようになっている。このステルス性を考慮した設計は世界初であった。要目は全長73.5m、全幅8.9m、乗員55名、排水量1779トン、速力13ノット(水上)、6.5ノット(水中)。最大積載能力は65トン(艦内)+20トン(艦外)。
1942年度戦時建造補充計画にて、丁型一等潜水艦第5464号艦として建造が決定。臨時軍事費によって建造費が賄われ、1943年7月26日に三菱重工神戸造船所で起工。10月20日に伊364と命名され、横須賀鎮守府所属となる。1944年2月15日に進水し、5月1日に艤装事務所を設置。6月14日、竣工。初代艦長に牧野武男大尉が着任した。9月6日に第7潜水戦隊へと編入。初任務は孤立寸前のウェーキ島へ物資を輸送する事であった。9月14日より物資の積み込み作業が行われた。
9月15日、横須賀を出港。9月末頃にウェーキ島へ到着する予定だった。ところが翌16日午前4時32分、本州沖を遊弋していた米潜水艦シーデビルに捕捉されてしまう。午前5時45分、4本の魚雷が発射され、そのうちの2本が命中。褐色の煙が噴き上がり、船体は沈没。水中で7度の爆発が発生し、シーデビルを揺さぶった。出港から僅か数時間で房総半島沖に沈められる結果となった。
10月31日、帝國海軍は内南洋方面で喪失したと判断。沈没認定した。
関連項目
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