団地とは、
である。ここでは1.について記載する。
概要
戦後の日本は第二次世界大戦の戦火で家を失くした人が大勢いた。その上、昭和30年代になってくると、大都市の周辺には会社や工場がドンドン進出し、地方から仕事を求めて移住する人が増加したため、慢性的な住宅不足に悩まされることに。
一般人が一軒家をそうやすやすと建てられるわけもなく、国や各都道府県は同一の建物の中にたくさんの家族が住める集合住宅の建設に着手。
中でもコンクリート造りの集合住宅は団地といい、団地に住む人は団地族と呼ばれた。それまで集合住宅と言えば木造平屋の長屋づくりが一般的だった当時、団地に住むことは「理想的な文化的生活」と憧れを集め、団地への応募率は相当なものだった。「2DK」など、今でも聞くいくつかの住宅用語はこのときに広く浸透した。
そんな新たなライフスタイルの象徴だった団地も、近年は老朽化などの問題により、日本各地で建て替えや取り壊しが相次いでいる。
国内でトップクラスのマンモス団地だった埼玉県の草加松原団地は、2000年代の建て替え事業のなかでコンフォール松原と名前を変更するなど、団地という呼称自体が負の遺産扱いされている感もある。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt