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境界知能とは、知能指数(IQ)の分布における「平均(IQ100)」と「知的障害の領域(IQ69以下)」の境界に位置する「IQ70以上85未満」の状態を指した言葉である。
概要
正式な医学用語ではなく通称である。同項の解説を含む本、宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』
を各メディアが取り上げたことなどで、2020年代初頭に広く認知されるようになった。
「知的障害」「発達障害」と同様、学習・対人関係・社会生活に困難が生じ、統計上14%(大体7人に1人)が該当するにもかかわらず、現在の医学・行政において障害として認められておらず、障害年金などの支援制度を受けられない[1]ことが問題視されている。
余談:ギリギリ健常者
境界知能という言葉が周知になる以前、ニコニコ動画の「例のアレ」及びそれに付随したコミュニティにおいて『ギリギリ健常者(ギリ健)』という同義の蔑称が使われ、本記事名の初版もそれが用いられた。
これを含め「境界知能」自体も、そのような人々を揶揄して使われる場合もあるが、卑俗であるため原則わきまえるべきである。
関連リンク
関連項目
脚注
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