夏目(なつめ)とは、漫画『ひだまりスケッチ』の登場人物である。CV:福圓美里。
概要
やまぶき高校の美術科所属で、沙英やヒロの同級生。但し、クラスは別である。
やまぶき高校の体育祭で初登場。作中では沙英にライバル心を抱き、顔を合わせる度に突っかかり、時には高飛車な態度を取る事がある。しかし、本当は沙英と仲良くなりたいと思っており、不器用な性格故になかなか素直になれず、ついつい毎回つっけんどんな態度に出てしまう、いわゆるツンデレである。
当初は、口元に手を当ててお嬢様笑いするなどの嫌味な描写が目立っていたが、次第に沙英に片想いする純情な面が前面に出されるようになった(最近では、高笑いするシーンは滅多に無い)。
夏目は沙英に刺々しい態度を取ってしまうものの、沙英以外の人物には親切かつ丁寧な態度で接する。彼女の実質上のライバルは、沙英と親密なヒロなのだが、彼女に対して敵愾心を抱いているわけでは無い(しかし、沙英に突っかかるようになったのは、ヒロと沙英が仲良くしていた所を見て嫉妬したのが原因である)。
沙英に対しても、友達と言われると思わず口元が緩んで喜んだり、サンドイッチを貰って嬉しそうにしたり、沙英がヒロと喧嘩した時に励ます等の所からも、たびたび沙英に対する本心が伺える。また、沙英とクラスが違う事を残念がる描写がある。
夏目のクラスメイトの友達は、初めは沙英へのあまのじゃくな態度をいぶかしんでいたが、次第に夏目を応援するようになり、沙英に話しかけようとする夏目を後押しする場面も見られるようになった。
なお、クラスメイトたちとは本音で語り合うことができ、彼女たちは夏目が沙英に対しても素直になってほしいと願っている模様。
元々沙英と知り合ったのは、入学式当日に下駄箱でクラスを間違えた時に沙英に声をかけられたのがきっかけである(この様子は原作単行本4巻で詳細に描き下ろされており、アニメ版の「ひだまりスケッチ×365」でも単行本に先駆けて少しだけこの部分に触れられている)。このエピソードが描かれた、単行本4巻の食卓の場面では、小さいテーブルに夏目と彼女の母親の椅子しか無かった事から、彼女の家は母子家庭の可能性がある。
この頃の夏目はか弱く泣き虫なドジっ娘で、今のような自信に満ちた雰囲気は全く無かった。だが、時系列的にはほぼ1年後となるゆの達の入学試験では、試験官としてしっかりした姿を見せている。沙英という憧れの存在ができたことが、夏目を大きく変えたことは間違いないだろう。
そして、夏目や沙英が卒業してやまぶき高校を巣立つ日、彼女は沙英に対して初めはいつものように強がっていたが、離れ離れになってしまう悲しさを堪えることができず号泣。遂に沙英に本音をぶつけることができた夏目は、沙英に抱きついて泣き崩れるのであった。
アニメ版では出番が増えており(特に第2期)、勇気を出して沙英に素直にお礼を言えたり、一緒の写メールを取ってもらえるなど、原作に比べて沙英への想いが報われている。彼女がシャフトのアニメーター達から愛されてるということがよくわかる。また、上述の卒業のエピソードは原作でも多くの読者の涙を誘ったが、アニメでは福圓の熱演もあいまって更に感動的なものに仕上がっているので必見。
サブキャラクターであるためか自分のキャラソンは無いが、ひだまりスケッチ×☆☆☆のED曲「さくらさくら咲く 〜あの日君を待つ 空と同じで〜」は、夏目の沙英への思いを唄った曲だと解釈するファンも多い。
いずれにせよ、夏目が沙英に抱く片想いは微笑ましく、そしてちょっぴり切ない。
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
ひだまりスケッチ | |||||||
アニメ | 第1期 | ×365 | ×☆☆☆ | ×SP | ×ハニカム | ||||||
ラジオ | ひだまりラジオ | ×365 | ひだまりらじお×☆☆☆ | ×ハニカム | ||||||
登場人物 | ひだまり荘の住人 | ゆの(201号室) - 宮子(202号室) - なずな(203号室) ヒロ(101号室) - 沙英(102号室) - 乃莉(103号室) |
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やまぶき高校教師 | 吉野屋先生 - 校長先生 - 桑原先生 - 益子先生 | ||||||
その他 | 大家さん - 夏目 - 智花 - うめ先生 | ||||||
楽曲 | オープニング | スケッチスイッチ | ?でわっしょい | できるかなって☆☆☆ 気まぐれ、じゃんけんポンっ! | おーぷん☆きゃんばす |
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エンディング | 芽生えドライブ | 流星レコード | さくらさくら咲く nora | 夢ぐも |
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関連人物・団体 | 蒼樹うめ | まんがタイムきららキャラット | 芳文社 新房昭之 | シャフト | marble | ランティス | TBS |
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